朝陽が差し込み、眩しさで意識が徐々に覚醒していく。 そろそろ朝ね、でも、体がだるくて重い……そして眠いわ。 もうちょっと眠っていたい―――― 「お嬢様、そろそろ起きてくださいませ」 「リジー……もう少しだけ……」 彼女が起こしにきたからにはそのまま起きなければならないのは分かっているものの、どうしても布団から出る事が出来ずにもぞもぞしていた。 「お嬢様、王太后陛下のもとへ向かわなくてはならないのでは?」 「え?」 私はリジーからの言葉に驚いて、勢いよく起き上がる。 そして辺りを見回すと、ここは昨夜寝た時のまま王宮の一室だった。 私の頭がおかしくなってしまったのかしら……確かにここは王宮で、昨日眠った時のままの部屋なのに、どうしてリジーがここにいるの? 邸にいるはずでは……。 「王宮から使者が来まして7日ほど滞在されるとの事でしたので、私は邸からお嬢様のお荷物をお持ちしました。旦那様と奥様からもお嬢様が王宮にいる間のお世話も仰せつかっております」 「私の疑問に思っていた事が分かるのね」 「お嬢様の事でしたら手に取るように分かります。さあ王太后陛下のところへ行く支度をいたしましょう」 「そうね……」 リジーがやる気に満ち溢れているわ。 ここが王宮というのも彼女のやる気に火を着けているのかもしれないと思いつつ、王太后陛下のところへ行く為にベッドからおりた。 邸から持って来てくれた荷物には、普段から私が着用する物が沢山持ち込まれていて、リジーがしっかりと荷造りしてくれた事が分かり、嬉しくなる。 「リジーが来てくれて心強いわ」 「勿体ないお言葉
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