「えー、それでは無事桜ヶ丘祭終了、そ・し・て!クラス優秀賞受賞を記念して!カンパーイ!」 「「カンパーイ!」」あっという間に時刻が過ぎ、学園祭は終了、教室で簡単な打ち上げを始める1-3の面々であった。若葉の尽力のお陰か、クラスの目標であった"クラス優秀賞"を受賞してウハウハな気分のクラスメイト達。主役であろうはずの若葉は制服に着替え、教室の隅で窓の外を見ている。頭の中を占めるのは新の事ばかり。数年ぶりにあい、言葉をかわした。"桜ちゃん"が若葉である事に気がつかれなかったのが良かったのか、悪かったのか。若葉は「ハァ」とため息をつき、ジュースを口に運ぶ。「桜ちゃーん。何物思いにふけってんの?主役なんだからそんな隅にいるんじゃないよ!」 「......もう学園祭終わったんだし、桜ちゃんはやめて......」 「なによー。つれないなぁ。」クラス委員長はそう言いながら、若葉の隣に寄りかかった。「もしかしてあれ?ナンパ助けてくれたっていう男の子の事考えてる?」 「ブッ!」 「あら、図星(笑)」クラス委員長の指摘に、思わず飲んでいたジュースを吹き出してしまう。彼女は笑いながら若葉にハンカチを手渡そうとしたが、若葉は汚れるからと断った。「......そんなわかりやすい......?」 「んー、なんとなくそうかなぁって思っただけ。もしかして知り合いとかだった?」 「......幼馴染みなんだ。もう何年も会ってなかったんだけど」若葉がそう言うと、クラス委員長は「ふーん」と言って何かを考えながら返事をした。「仲良かったんだ?」 「子供の頃からずっと一緒だったからね。...中2の途中からパッタリと接すること無くなっちゃったけど」 「何かあったの?」 「それがわからないんだ。......オレが怒らせちゃったのは確かみたいなんだけどね」若葉はなんだか悲しくなり、思わず下を向いてしまう。そんな若葉にクラス委員長は肩をポンと叩いた。「でもさ。今日こうして会えたんだし、一歩踏み出してみたら?向こうが気づいてないんだからさ、"桜ちゃん"として会って様子を伺うのも一つの手よ?」「連絡先もらったんでしょ?」とクラス委員長は若葉の背中を押すように言った。若葉は少し考え、「そーだよね。」と応える。「......帰ったら電話してみようかな。」 「そーしなさいよ。チャ
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