第一競技として、最初の一週目に行われる《グラディエーター・アリーナ》。 学園都市の様々な場所で、参加した者たちが1対1の決闘を行って競い合う。 反則として、以下のものがある。 ・多勢での襲撃(戦いは1対1であること) ・決闘中の横槍(妨害行為と見做された場合は即失格) ・審判のいない場所での決闘は無効(誰もいない場所での決闘は禁止) 反則や無効となる判断はいくつか存在するが、この競技の見どころは単なる力比べではなく、種族ごとの異なる「個性」をどう生かすか、そこに尽きる。 観客となる学園都市にやってきた者たちに自分の力をアピールする。 それは今後の就職や選びたい道に繋がることになる。 勝負に負けたとしても目立った者には注目が集まり、祭りは大いに盛り上がる。 予選では三勝した者が勝ち上がりとなり、誰が勝ち上がれるのか予想する。 予選の予想と、決勝の予想の二つが賭け事として行われる。 グラディエーター・アリーナの開始日を迎え、学園都市全体が異様な熱気に包まれていた。「決闘の勝者を予想するのって、面白いね」 僕はジュリアとエリザベート、アイリーン、そしてレンナと共にアリーナの観客席で、予選の様子を見守っていた。 グラディエーター・アリーナは、参加者が1対1の決闘を通じて自らの力を示し、勝者だけが栄光を手にする競技だ。しかし、ただの力比べではない。 魔道具の使用や、魔法の使用も認められている。 戦闘スタイルや種族特有の能力が勝敗を大きく左右するため、観客にとっては驚きと感動の連続だ。「さぁ、フライ様。今回の優勝候補は誰だと思いますの?」 エリザベートが興味津々の表情で尋ねてくる。「うーん、僕としては予想するのは難しいな。参加者の中には、全く知らない実力者もいるからね。強さだけならロガン王子だろうし、魔法を使って戦略を組み立てれば、アイス王子なども候補に入るかな。それにまだ力を見せていない強者もたくさんいるからね」 僕がそう言うと、ジュリアが少し不満げに口を挟んだ。「ボクはご主人様が参加していたら、間違いなく優勝だと思うのです!」「いやいや、僕は平凡だから無理だよ。それに、こういうのは見る方が楽しいんだ。賭け事は参加してしまうとフェアじゃないからね」 ジュリアがプンプンと頬を膨らませる一方で、レンナが肩をすくめた。「でも
Last Updated : 2026-08-19 Read more