Semua Bab 魔葬少女【連載版】: Bab 11 - Bab 13

13 Bab

第十一話

第十一話────────「先輩の手って温かいですね」「テメェが冷てぇんだろうが馬鹿ガキが」「先輩に怒鳴ってもらえるのもこれが最後なんですね…………寂しいな」「んなこと言うな!! オレがテメェを死なすわけねぇだろうが、そんなに怒鳴ってほしいならいつでも怒鳴ってやる。……だからオレの前からいなくなるな」「……せっかくなら、録音してればよかった。……最後に一ついいですか」「最後とか絶対に言うな!」「……一人称を僕に変えてもう一回聞かせてください」「……また変なこと頼みやがって馬鹿ガキ…………絶対に聞き逃すなよ」オレは彩花(あやか)の頼みに答えた。だが、これで最後にさせるつもりははなからねぇよ!「録音……出来……た」彩花はどこまでいっても……彩花だった。何が録音だよ、こんなことでいいなら僕がいつでも言ってやるよ。「おい…………おい、返事しろよ。何死んだフリしてんだよ、おい……馬鹿ガキ!!」僕がどれだけ起こそうとしても馬鹿ガキはまぶた一つ動かしゃしねぇ「……あれが最期の言葉かよ。……っとに彩花(あやか)は馬鹿だよな。……僕より先に死ぬんじゃねえよ」彩花が死んで少し経った時、僕は身体の異変に気づいた。「なっ、なんだよこれ!!」僕の肉体が溶け始めたのだ。「まさかこれって美琴(みこと)のとこで起きたやつと同じ現象かよ!!」僕はこんなところで死ねねぇんだよ「僕は彩花との約束を、絶対に守らねえといけねぇんだよ!」僕と彩花の約束、それは絶望をこの世界から無くすこと。それを叶えるまでは、死んでられねぇんだ────────「二人のせいで無駄なことを思い出した。二人とも、いちゃついてないでとっとと行くぞ」「「いちゃついてなんてない!!」」アイツにどこに行くのか問い詰めると訓練所とだけ言って僕たちを置いていった。訓練所と言われても僕も利根島さんも場所を知らない、なのに置いていかれても困るんだけど、ほんとにアイツは……もういいや、香澄さんに聞こう。僕は利根島さんを香澄さんと初めて出会ったコンビニに連れて行った。ピロピロピロピロン「いらっしゃいませ〜」やっぱりこの時間にはいないか。僕と利根島さんは休憩ついでに飲み物を買うためにレジに並んだ。レジの店員さんは僕と利根島さんの顔を何故かじーっと見てくる。「次の方どうぞ」「「お願
last updateTerakhir Diperbarui : 2026-08-04
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第十二話

第十二話「二人ともお待たせ〜」水本さんは手のひらサイズのぬいぐるみを持って走ってきた。「見てよ二人とも、これさ今コラボしてる"まほアン"のグッズなんだよ! 二人分も買ってるからね」まほアンとは日曜日の午前九時に放送されているアニメ『魔法少女アンラクシー』で世間でもだいぶ賛否両論分かれている作品だ。ニチアサに放送するにはダークすぎる内容と多数登場する豊富な属性の美少女キャラ、放送コードすれすれの描写が賛否を分けているアニメだ。……父さんが原作として関わってる作品だから見たことはあるけど、今の僕たちの状況とだいぶ似てる部分があるから複雑な気持ちになる。「そういえば私さ、このアニメ見てて思ったんだけど、魔葬少女の状況に似てる描写あるから感情移入が出来すぎるんだよね〜二人なら分かってくれるよね!」僕は水本さんの質問にこくりと首を縦に振った。利根島さんはよく分からないと言いたげな顔で僕を見つめてくる。「もしかして利根島さん見たことない? ならこの後家で三人で見ようよ。私の魔法のことも教えるからさどう?」僕は利根島さんに行こうと合図し、利根島さんも応えてくれた。「そいうことなら早速、お二人さんを我が家へご招待〜」水本さんの案内で僕と利根島さんは水本さんの家に向かった。「たっだいま〜。友達連れてきたよお姉ちゃん!!」扉を開けてすぐ水本さんがものすごい声量で僕たちの耳は一時的に機能しなくなった。僕はすぐさま回復魔法を利根島さんに使った。今まで忘れていたことがある。一度だけ水本さんのお姉さんは僕たちの体育祭にきたことがある。その時に水本さんのお姉さんの名乗った名前、それは水本愛海(みずもとまなみ)だ。可能性があるのなら、香澄さんの恋人ということになるのではないか?かなり強引なこじつけなのは分かっている。正式な魔葬少女になるためには僕も朱莉も強くならないといけない。感情を削ることになったとしても。僕が考え事をしていると利根島さんは僕の耳を治してくれた。その後開かれた扉の向こうで僕たち三人が見たのは、香澄さんと水本さんのお姉さんの愛し合う光景だった。「ごめんお姉ちゃん今すぐ出て行くから、楽しんでね!!」まあ恋人なんだしそういうこともするよねとは思いつつ……訓練所のことを誰に聞こうと思い悩む僕であった。「さっ、さささてお二人さん…
last updateTerakhir Diperbarui : 2026-08-05
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閑話

閑話今日は美月を焼肉にお誘いいたしましたわ!今回こそは少しでも仲良くなってみせますわ!!「繰り返し言いますが、美月これはあくまでもコンビとして戦いを有利に進めるため仕方なくですわよ」「分かってる。楽しみにしてる」「みみみ美月が楽しみにしてるって……夢かしら? ……痛いですわ。美月今楽しみにしてるって言いましたか!?」「言ったよ。どうしたの?」これは大きな前進ですわ、あの美月が楽しみと言ってくれるなんて……これは良いことが起きる予兆ですわよね〜。「葵、ニヤけすぎ。顔がだらしない」「私、そんなに顔に出ていますの!? 気をつけますわ」ニヤけすぎないように気をつけていたら「もうついてしまいましたわ!?」私が予約した焼肉屋は他の焼肉屋よりブロッコリーが美味しいお店なんですのよ!「いらっしゃいませ、何名様ですか」「二名ですわ!!」私と美月は奥の座席に案内されましたわ。「美月が先にメニューを決めていいですわよ。来る前から私はもう決めていますから」「それなら、そうさせてもらおうかな」私はブロッコリーを注文することは予約時点で決めておりました。美月が注文したのはホルモンでしたわ「美月って噛みごたえのあるお肉が好きなのですか?」「どうだろう? 前に食べた人は歯応えがあったけど」「そうなんですのね、前に食べた人…………人? 私以外の誰かと食べに行きましたのね!!」「そういうことでいいよ」「いつ行きましたの!?」私が美月に質問すると「三ヶ月ぐらい前」という答えに、少し寂しくなってしまいました。「……ねえ美月、誰と食べに行きましたの?」「柊さんとだけど」「誰ですの?」しかし私以外に美月をご飯に誘う人が居たのですね。「どこに行きましたの? 次はそこに二人で食べに行きますわよ!」「どこって霜月邸」「霜月亭ってあの料亭ですわね。その柊さんって方分かってますわね」「葵にそのことを謝りたいと思ったの」「謝る、どうしてですの? 美月に友達がいるのは良いことだと思いますわよ」「そうじゃなくて、私が葵のお母さんをこ」コト「ホルモン、ブロッコリーお待ちどう!! 今ならご飯無料ですよぉ、どうされますか!」「当然食べるに決まっていますわ!! 美月も食べますわよね」「う、うん」今日の美月はよく話してくれますわね。美月が母上と知り合い
last updateTerakhir Diperbarui : 2026-08-06
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