婚約者の裏切りを知った夜、私は彼の実弟に奪われた의 모든 챕터: 챕터 21 - 챕터 30

52 챕터

婚約者の思惑

「おはよう、麗奈さん」 「世那、起きてたの?」 「うん。麗奈さんの寝顔眺めてた」 「またそんなこと言って……/」 私は言葉とは裏腹に、顔が熱くなるのを感じた。それを誤魔化す為に、私はスマートフォンの電源を入れた。 「なにこれ……」 「どうしたの?」 「恭吾からの着信が……」 世那は私のスマートフォンの画面を覗いた。そして、呆れたようにため息をついた。 「兄貴、何を考えてるんだか。麗奈さん、着信拒否にして、ブロックもしよう」 「でも、そうすると世那に迷惑かけない?」 「俺なら大丈夫。むしろ、俺に電話かけて欲しいから」 私は世那の言葉に背中を押され、早速、恭吾をブロックした。すると、案の定、その数分後に世那のスマートフォンが鳴った。もちろん、相手は恭吾だ。世那は通話ボタンを押し、私にも会話が聞こえるようにスピーカーにしてから話し始めた。 「もしもし」 「世那か?麗奈が居なくなった。電話も繋がらないし、メッセージも無視されてる」 「兄貴、昨日のこと忘れたの?兄貴の自業自得だろ」 「それは……だとしても、麗奈は俺の婚約者だ。勝手なことをしていい理由にはならない」 世那の隣で二人の会話を聞きながら、私は恭吾に腸が煮えくり返りそうになった。ここまで自分勝手だったとは。恭吾は、私の事を何だと思っているのだろう。 「それで、兄貴の要件は何?何もないなら切るけど」 「世那に麗奈の事で頼みたいことがある」 「麗奈さんの?」 「ああ。俺から何を言っても麗奈は信じないだろう。でも、昔から麗奈の事を慕ってる世那の言葉ならあいつも聞く耳を持つかもしれない。詳しいことは、今日、〝新生〟で話そう。12時でどうだ?」 「ああ。その時間なら行けるよ」 「個室を予約しておく」 「うん、分かった」 話を終えると、世那は通話を切った。その表情には怒りが滲んでいた。 〝新生〟とは、高級中国料理店だ。天野家御用達のその店に、私も恭吾とよく行ったものだ。わざわざ、その店の個室に世那を呼び出して、一体、恭吾は何を話すと言うのだろうか。 「世那、今日、私も連れてって」 「でも、きっと、兄貴はろくな事を考えてないよ。今だって、麗奈さんの事を散々馬鹿にした。一緒に来たら麗奈さんが傷つくだけだよ」 「だとし
last update최신 업데이트 : 2026-10-04
더 보기

婚約者の目的を暴く時

私と世那は、約束の時間の30分前に店に到着した。受付で天野と名乗ると、一番奥の個室に案内された。 「世那、私は隣の個室に居るわ」 「麗奈さんも一緒においでよ」 すると、世那は私の腕を引っ張り、個室へ引きづり込んだ。 「世那、何考えてるの?」 「俺さ、今朝の兄貴の電話にすごく腹が立ってるんだ。だから、このまま、麗奈さんとの関係を兄貴にバラしてもいいかなって」 「それはだめ……んん……///」 私の言葉を遮るように、世那は私を壁に追いつめ、キスをした。私は世那の胸を叩いて抵抗した。 「どうしてだめなの?」 「恭吾にもっと絶望を味合わせてからじゃないと」 「それもそうだね」 「だから、私は隣に……」 「行かせるわけないでしょ」 世那は私の耳元で囁くと、私の唇をこじ開け、舌をねじ込みながら、何度もキスを繰り返した。もうすぐ、ここには恭吾が来るというのに。私は世那から逃げられない。 コンコンコン…… 「天野様、お連れ様をお通ししてもよろしいでしょうか」 恭吾がすぐそこまで来ている。私にはもう隠れる術が無かった。私の計画もここまでだ。 「麗奈さん、俺が兄貴から隠してあげる」 「ほんとに?」 「ああ。俺は麗奈さんを裏切らないって言ったでしょ」 私は世那を見つめ、頷いた。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 「悪い、待たせたな。世那」 「俺もさっき来た所だから」 「時間もない。手短に話す」 「うん」 すると、世那がテーブルの下に隠れている私をそっと覗いた。案の定、この部屋のテーブルにはテーブルクロスが敷かれていた。その為、私はテーブルの下に身を小さくする事で、隠れることができた。 「麗奈なんだが、俺は浮気を疑っている」 「浮気したのは兄貴だろ?どうして、麗奈さんが?」 「昨日見たんだ。麗奈の首元にうっすらとキスマークの痕が付いてた」 「なにそれ。兄貴の見間違えじゃない?」 やはり、昨日、恭吾はキスマークに気付いていた。それなのに、直接、私に問いたださなかったのは、それを弱みに何かを企んでいたからかもしれない。私は二人の会話に、聞き耳を立てた。 「俺が見間違えるはずない。俺と麗奈はもう随分と……」 「兄貴が浮気ばっかりしてるから、麗奈さんも愛想
last update최신 업데이트 : 2026-10-04
더 보기

クズな婚約者へ報復を

世那が個室を出てから数十分後、私のスマートフォンが震えた。世那からのメッセージだった。私は送信されたメッセージを読んだ。「麗奈さん、兄貴は行ったよ。駐車場で待ってる」恭吾が帰宅したことを確認できた所で、私はやっとテーブルの下から這い出てきた。先程の恭吾の発言は全てボイスレコーダーに録音した。今更、何を聞いても私は驚かない。たとえ、恭吾の目的が私の実家の金と権力だったとしても。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 私は足早に世那の元へ向かった。世那は私を見つけると、すぐに車から降りてきた。「麗奈さん、待たせてごめんね」「ううん、大丈夫」「まずは乗って?聞かせたいものがあるんだ」 私は世那に促され、助手席に座った。「世那、私に聞かせたいものって?」すると、世那は見慣れない機材を後部座席から持ってきた。「これは?」「受信機だよ。さっき、兄貴の車で少し話したんだ。その時に、盗聴器を仕掛けた」「世那、よくやったわ」 「麗奈さん、まだこれからだよ。兄貴だけは、叩き潰してやらないと気が済まない」珍しく世那が感情を露わにした。怒りに震える世那は、どこか危うくて目が離せなかった。その時、受信機から恭吾の声が聞こえてきた。「麗奈の弱みは何かないのか?居場所も分からないんだ。麗奈の居場所を世那は知ってると思ったんだけどな。相変わらず使えない奴だ。麗奈か?あいつは帰ってくるさ。俺の事を誰よりも愛してるからな」リアルタイムで恭吾の発言を聞いた私は、思わず吹き出した。「私が恭吾を誰よりも愛してる?あいつの脳内ってもしかしてお花畑?馬鹿なの?それとも、周りが見えてない?」「麗奈さん、それ全部正解だよ」「呆れた……そんなあいつに、尽くしていた私自身にも呆れる」私は深いため息をつき、天井を見上げた。「麗奈さん、自分を責めないで」「世那……」すると、世那はシートベルトを外し、私を抱き締めた。今、私はこの力強い腕に身も心も守られている。「必ず、兄貴に報いを受けさせよう。俺はその為なら、何でもするから」私には落ち込んでいる暇は無いのだ。情けと迷いを捨て、信じた道を突き進むだけだ。「そういうことなら、早速、次のターゲットについて相談しましょうか」「ミーティングの場所は、麗奈さんのマンションでいい?」「いいわよ」「了解」そういうと、世那はゆ
last update최신 업데이트 : 2026-10-06
더 보기

情報提供者の正体

世那は私が渡した合鍵で玄関の鍵を開けた。 「早速、使ってる」 「これがしたかったんだ」 世那は振り向き、私に微笑んだ。私はリビングに続く長い廊下を歩いた。そして、リビングに着くとカーテンを開け放った。すると、眩しいくらいの太陽の光がリビングを照らした。 「世那、コーヒー飲む?」 「それよりもこっちおいでよ」 世那は私の手を握ると、そのまま、ソファーに座らせた。そして、世那も私の隣に腰掛けた。 「さぁ、どこから話そうか?」 「世那の計画を全て教えて」 「分かった」 世那はスマートフォンの画像フォルダを開き、私に見せた。 「原本は俺が保管してる。これはその一部。読んでみて」 「安藤乙音に薬を盛られた。意識が朦朧とする中、写真を撮られ、それをネタに脅された。会社の事業を奪われた。ってまさか、ハニートラップ?」 「そう。同じ手口で被害にあった者は多数いる。安藤の会社がここ2、3年で、膨大な利益を得ている背景には裏があったってこと」 「でも、どうして世那はその事を知っているの?」 私は疑問に思ったことを世那に尋ねた。 「情報提供者がいるんだ。安藤は俺の会社の持つ技術を欲しがってる。もちろん、割が合わなくて断ったけど」 「その情報提供者って?誰なの?」 「小林藍里。安藤の秘書で右腕だよ」 私は桐生の話を聞いて、驚きを隠せなかった。小林といえば、安藤を公私共に支えている敏腕秘書だ。そんな小林が、安藤を裏切るとは到底考えにくい。 「ねぇ、世那。その情報は本物なの?」 「うん。裏も取れてる」 だとすると、何の為に小林は安藤の情報を世那に教えたのだろうか。私が疑問に思っていると、その答えを世那が教えくれた。 「小林の父親が営んでた会社の技術を、安藤が奪った事で、小林の父親の会社は倒産に追い込まれた」 「まぁ……そんなことが……」 「それだけじゃない。その後すぐ、小林の父親は死を選び、母親は精神を病んだ。小林は、今もひとりで母親を支えている」 安藤の身勝手な行動が、ひとつの家庭を壊していた。私は拳を握り、怒りを鎮めた。 「でも、どうしても引っかかるのよ。なぜ、小林は世那にだけ情報提供したのか?って」 「それはね、安藤が俺に近づいてきた時点で、怪しいと思ったから、安藤の周辺を調べ
last update최신 업데이트 : 2026-10-07
더 보기

密室の秘密

今夜、安藤乙音への復讐計画を実行する。 作戦の舞台は、世那の知り合いが経営するバーだ。この計画を成功させる為に、私たちは一週間かけて、入念な準備をしてきた。この作戦には、安藤の秘書の小林も参加している。 私は一週間前に、世那を介して小林と接触した。そこで、今回の計画の趣旨を説明した。小林は私たちに協力することを快諾した。その日以降の安藤の行動は、小林を通じて私と世那に筒抜けだった。 次に、5日前には、安藤からの食事の誘いを避けていた世那が、誘いに応じるというメールを送信した。すると、数分も経たないうちに安藤から返信が来た。そこで、食事の約束を取り付け、今に至る。 私はというと、現在、小林と共にバーの上のホテルの402号室に小型の隠しカメラを仕掛けていた。 「小林さん、覚悟はできていますか?」 「はい。やっと、待ち望んでいた日を迎えられそうです」 ブーブー…… その時、私のスマートフォンが震えた。世那からのメッセージだった。 「安藤が来た」 「こっちは準備完了」 私は返信すると、小林を連れて部屋を出た。 「小林さん、隣の部屋に」 「はい」 私は予めとっておいた隣の401号室で小林と待機した。ここまでは計画通りだ。 「安藤、仕掛けますかね?」 「彼女なら仕掛けるはずです。欲しいものを手に入れる為なら、手段を選ばない人なので。でも、ご安心ください。今日、安藤の鞄から薬の包を見つけたので、すり替えておきました」 「小林さん、シゴデキね」 「ありがとうございます。でも、天野さんの演技力が試されますが……」 「それなら問題ないわ。世那はそういう事も得意だから」 「逢沢さんは、天野さんのことを信頼されてるんですね」 「それは、私と世那は〝共犯〟だから」 「そうでした。逢沢さんの無念も晴れるといいですね」 私は小林と手を組む時、安藤に近づく目的を素直に話した。私はあえて弱みを見せることで、小林の信頼を得た。 「今頃、二人は飲んでる頃かしら?」 「恐らく、安藤の好きなウイスキーを飲みながら、乾杯をしてる頃だと思います」 ブーブー…… その時、小林のスマートフォンが震えた。 「安藤からです。30分後に、ホテル前に迎えに来るように。だそうです」 「そろそろ部屋に来
last update최신 업데이트 : 2026-10-08
더 보기

世那の復讐計画―安藤乙音編―

もうすぐ、安藤乙音がバーにやってくる。俺はバーを経営している知人に頼み、小型の隠しカメラを仕掛けた。安藤が、俺の酒に薬を盛っている証拠を残すためだ。今頃、麗奈と小林もホテルの部屋に隠しカメラを仕掛けているだろう。 安藤を調べると、彼女には決まったルーティンがある事が分かった。何事にも、順序を決めなければ気が済まない。大切な事なら尚更。だから、安藤は毎回、ハニートラップを仕掛ける時に、このホテルの402号室を使っていた。それを知った俺は、ホテルオーナーの知人に事情を説明し、402号室に隠しカメラを仕掛ける許可を得た。 そうこうしているうちに、赤いドレスを着た安藤が現れた。バーの客たちは、一斉に彼女に視線を向けたが、俺には麗奈以外の女性はみんな同じに見えた。 「お待たせしました。天野社長」 「僕も今来たところです。今日はお時間をいただきありがとうございます」 「まずは飲みましょうか。同じものを」 俺はあえて、安藤の好きなウイスキーを飲んでいた。 「天野社長もウイスキーがお好きで?」 本当は麗奈と飲む赤ワインが好きだが、俺は顔に笑顔を貼り付けて答えた。 「そうですね。よく飲みます」 「私もなんです。天野社長とは話が合うかもしれませんね」 合うんじゃなくて、俺がわざと話を合わせているんだと言いたい気持ちをぐっと堪えた。すると、2杯目のウイスキーを飲み終えるタイミングで、安藤が俺にもたれかかった。 「ごめんなさい。楽しくて、つい。ペース早かったかしら」 「お水もらいますね」 俺はバーテンダーから水をもらうと、安藤に差し出した。そして、このタイミングでトイレに行くふりをして席を立った。安藤が俺の酒に薬を盛るなら今だ。しばらくして、俺は席に戻った。すると、バーテンダーはグラスを2度拭いた。これは予め決めておいたサインだった。つまり、この酒には安藤が盛った薬が入っているのだ。 俺は意を決して、ウイスキーをごくごくと飲み干した。だが、しばらくしても、俺の身体に異常はなかった。そこで俺は気づいた。誰かが、薬をすり替えたのだと。安藤の隠し持っていた薬をすり替えられる人物は、小林しか居ない。 俺は全てを察し、これからの自分の行動を整理した。まず、俺は薬が効いているふりをして、ホテルに連れ込まれる。そして、気は進まないが安藤の
last update최신 업데이트 : 2026-10-09
더 보기

無念を晴らして

小林とともに、部屋に突入した私は目の前の光景に驚愕した。世那を抱えていた屈強な男は、床で気を失い、安藤は椅子に縛られ、身動きが取れない状態になっていた。 「来たきた。麗奈さんと、小林さん」 「世那、これどういう状況?」 「お目当ての動画は撮れたから、反撃しただけだよ」 「世那は怪我してない?」 「うん。大丈夫」 「良かった……」 私は世那の言葉に安堵の表情を浮かべた。そして、椅子にネクタイで縛られている安藤を見下ろした。 「麗奈さん、これ外して!」 「いいざまね」 「どうして私にこんなことするのよ!」 「本当に分からない?7年前、あんたは私を平然と裏切った。違う?」 「それは……」 安藤は口ごもった。そして、私に言い放った。 「恭吾が、麗奈さんはつまらないって言ったのよ。だから、私は恭吾の相手をしてただけ」 「そう……ありがとう。その話が聞けて良かった」 私は、安藤にボイスレコーダーを見せた。恭吾との不純な関係を、自ら認めてくれた安藤に感謝を示さなければならない。そこで、私は安藤の腕を拘束しているネクタイを解いた。 「小林、何してるの!?早く、この二人を警察に突き出しなさい!」 手足が自由になった安藤は、早速、小林に指示を出した。しかし、小林は動こうとはしなかった。私はこの部屋に仕掛けた隠しカメラを持ち、小林に差し出した。 「この証拠はあなたが使って。無念を晴らして」 「はい。ありがとうございます」 「どういうこと……?」 私と小林のやり取りを見ていた安藤が独り言のように呟いた。 「安藤社長、私はこの日をずっと待ち望んでいました。この手で、あなたを破滅させる日を!」 「小林?何を言ってるの……?」 「私の事を社長が信用していくザマは、見ていて滑稽でした。自分の右腕にまでして私を重宝して」 「だからどういうこと……?」 安藤は動揺を隠せない様子で、小林に何度も問いかけた。 「5年前、社長が技術を横取りして、取引を一方的に停止した会社がありました。覚ていますか?」 「数年前の話、今更、覚えてるわけないじゃない」 「そうですか」 すると、小林は立っている安藤をベッドに押し倒し、首を絞めた。 「あんたのせいで、父親の会社は倒産に追い込まれた。父親はそのあとすぐ、自ら命を絶った。母親も精神的ショックで今も話すこ
last update최신 업데이트 : 2026-10-10
더 보기

俺にしてよ

私と世那は計画を完了し、タクシーに乗っていた。 「小林さん、あの証拠使うかな」 「彼女なら、一番有効な方法で使ってくれるはずよ」 世那と話していると、タクシーが私の住むマンションに到着した。 「麗奈さん、今夜はゆっくり休んで」 「ええ。ありがとう」 頭では分かっている。今、この手を伸ばしたら間違いなく私は世那への想いを隠せなくなる。だけど、安藤が世那に触れたと思うと、堪らなく苦しくなる。世那に触れていいのは私だけだ。私はタクシーから降りる直前に、世那の腕を掴んだ。 「来て」 「麗奈さん……」 私は世那の腕を引っ張り、部屋へと向かった。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 「んん、麗奈さんっ」 私は部屋に入るなり、世那を床に押し倒し、唇を貪るようにキスをした。私は自分がこんなにも欲深い事を初めて知った。私は世那を見下ろしながら、彼のシャツのボタンを一つずつ外した。すると、世那の鍛え上げられた素肌が露わになった。 「ねぇ、安藤にどこ触られたの?」 私は世那の身体を丁寧に指でなぞった。その度に、世那の身体がビクついた。身体を隅々まで見ていくと、首元にキスマークを見つけた。私はそのキスマークを舌で舐めたあと、思いっきり噛んだ。 「いたっ」 「世那、痛かった?」 「麗奈さんがくれるものなら、痛みでもなんでも受け入れるよ」 「ははっ、世那って変態なのね」 「今頃気づいた?」 すると、世那は起き上がり、私を見つめて言った。 「安藤にキスもされたんだ」 「そう。ならこうしてあげる」 私は世那の唇に噛み付くようにキスをした。そして唇を離すとき、世那の唇を噛んだ。私は世那の唇に滲む血を指で拭った。 「麗奈さん、満足した?」 「するわけないでしょ」 私は世那のズボンを下ろした。そして、自ら世那に跨り、ゆっくりと腰を下ろした。 「んぁっ……////あぁぁっ//」 「麗奈さん、綺麗だよ」 「私、綺麗なの?/」 「うん、とっても」 すると、世那は腰を突き上げた。私は奥まで痺れる感覚に耐えるため、世那の背中に爪を立てた。世那と繋がってる時だけ、私は満たされる。なぜなら、世那に愛されてる事を実感できるから。 「世那……///もう、……あぁっ//」 「麗奈さん、愛してるよ」 私は
last update최신 업데이트 : 2026-10-11
더 보기

世那の誓い

朝、目覚めると隣で眠っていたはずの麗奈が居なかった。俺はベッドから飛び起き、リビングへ向かった。すると、キッチンで朝食を作っている麗奈が居た。俺は麗奈に近づき、後ろから抱き締めた。 「おはよう。麗奈さん」 「おはよう。世那。よく眠れた?」 「うん」 麗奈と二人。穏やかな朝の時間。理由がなくても、麗奈に触れられる関係。8年越しの俺の想いがやっと麗奈に届いた。 「世那、少し離れて」 「嫌だ」 俺は麗奈と向き合い、彼女の唇にそっとキスをした。本当は四六時中、麗奈の傍を離れたくないが、俺がこの8年間で築き上げてきたキャラが崩壊しかねない。麗奈の前ではいつでも、格好いい俺でいたいのだ。 「シャワー浴びてくるね」 「うん」 「一緒に入る?」 「いいから入ってきて//」 俺は頬を赤く染める麗奈に微笑みかけた。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 俺は雑念を払うように、頭からシャワーを被った。麗奈への抑えてきた感情が溢れ出した今、彼女に触れたくて堪らない。昨日まで、どうやって麗奈への想いを押さえ込んできたのか思い出せない。 俺は高校生の時、麗奈に一目惚れをした。あの頃の麗奈は、誰もが振り向くほど、美しく、輝いていた。そして知った。麗奈の愛する人が、俺の兄であることを。高校生の俺では、麗奈の目に映ることは出来なかった。 だけど、俺はどうしても麗奈を諦められなかった。そんな時、兄貴の裏の顔を知った。麗奈という恋人が居るにも関わらず、他の女と関係を持っていた。兄貴は、麗奈を自分の駒としか見ていなかったのだ。それを知った時、俺は心に決めた。必ず、兄貴よりも麗奈にふさわしい男になって、彼女を守り抜くと。 俺は大学在学中に起業した。学業と社長業の二足のわらじは、寝る間もない程、多忙だった。しかし、麗奈の為だと思えば、どんな困難も乗り越えることができた。そして、努力が実り、俺は若手実業家として一目置かれる存在となった。 それなのに、麗奈は兄貴との婚約を決めた。 あの夜、俺のモラルが崩壊した。今、麗奈を取り戻さなければ、兄貴の化けの皮は暴かれることなく、彼女を永遠に失ってしまう。そうなれば、俺はもう生きていけない。最低と罵られようが、俺は麗奈を兄貴から奪った。 俺は最低だ。兄貴の不貞の証拠を麗奈に突きつけ、
last update최신 업데이트 : 2026-10-12
더 보기

水無瀬雫の真実

朝食を食べ終えた私は、二人分のコーヒーを淹れ、ソファーに座る世那の元へ運んだ。「麗奈さん、ありがとう。こっちおいで」「ええ」私は世那に促され、隣に座った。「メール?」「うん。水無瀬雫から」「え……今、海外じゃなかった?」「昨日、帰国したらしい。それで、食事したいって」「そうなのね」私は、必死で平然を装い答えた。水無瀬との因縁は語り尽くせないほどある。水無瀬が恭吾と浮気をしていた事よりも、彼女が私にした嫌がらせの数々の方が許せない。だが、水無瀬から受けていた嫌がらせを、世那に知られる訳にはいかない。世那が知ったら、私の事を幻滅するかもしれない。「水無瀬にも復讐するよね?」「そうね。誰でも例外はないわ」「分かった」「それにしても、どうして水無瀬は、恭吾じゃなくて、世那に連絡してきたの?」「それは……」世那が口ごもった。何かを隠している証拠だ。私は世那に詰め寄った。「世那、言って。私に知られたくないことでもあるの?」「そうじゃないんだ。ただ、麗奈さんを傷つけてしまうのが嫌なんだ」「私が傷つくかは、私が決めることよ」「分かった。話すよ」世那は深呼吸をしてから、私の目を見て話し始めた。「水無瀬雫が、好きだった相手は兄貴じゃない。俺なんだ」「え!?」私は驚きのあまり、大きな声を出した。すると、世那は私の両手を握り、訴えた。「だけど、信じて欲しい。俺はその時も麗奈さんの事が好きだった。だから、水無瀬の告白を断った。そしたら、水無瀬は俺に見せつける為に、兄貴を誘惑した。だから、水無瀬が兄貴を狙ったのは俺が原因なんだ。その結果、麗奈さんを苦しめてしまった。本当にごめんなさい」世那は頭を下げた。私は今にも泣き出しそうな世那を抱き締めた。「私は世那を責めない。水無瀬に誘惑されて、まんまと浮気した馬鹿な恭吾が悪いの。世那は、私への気持ちを貫いてくれただけ。謝ることなんかないわ」すると、世那が私の背中に腕を回した。世那の温もりを感じながら、私は彼の胸に顔を埋めた。ブーブー……その時、テーブルの上に置いてある世那のスマートフォンが震えた。世那はすぐにメッセージを確認した。「水無瀬から。明日の18:00に〝新生〟で。だってよ。麗奈さん」「もちろん、行くわ」そんなに世那が好きならば、思い知らせてやる。世那の瞳に、水無瀬雫は一ミリ
last update최신 업데이트 : 2026-10-13
더 보기
이전
123456
앱에서 읽으려면 QR 코드를 스캔하세요.
DMCA.com Protection Status