'ダイヤのA'ファンとして、成宮鳴×御幸一也の敵対から恋愛への移行を描くなら『Back to the Battery』が傑作です。甲子園での対決をきっかけに、お互いの弱点を知り尽くす存在になっていく過程がリアル。成宮のわがままな性格と御幸の冷静さの対比が、いつの間にか補完関係に変わっていく描写にハマりました。
最近読んだ'Death Note'のファンフィクションで、Lとライトの関係性を描いた'Beyond the Game'が強く印象に残っています。敵対しながらも互いの才能に惹かれていく心理描写が繊細で、特にライトがLの思考パターンを分析するシーンでは、憎しみと憧れが混ざり合う感情が圧巻でした。
作者は二人の対立を「チェスの駒を動かすように」表現しつつ、夜通しの推理バトルの合間に生まれる奇妙な親近感を丁寧に積み重ねていきます。最終的に信頼関係が崩壊する瞬間の描写は、恋愛感情すら感じさせるほど濃密で、何度読み返しても胸が締め付けられます。200ページ超の大作ですが、心理描写の密度が半端ないです。