英語圏では『行ってきますのキス』に直接対応する決まり文句はないけど、似たニュアンスを出す表現はいくつかあるよ。『Kiss goodbye』が一番近いかもしれない。朝の出勤時や短い外出前に軽くキスする時、『Give me a kiss before I go』とか『Kiss me goodbye』って言う家庭も多い。
アメリカのドラマ『モダン・ファミリー』で、夫婦が玄関でさっとキスするシーンがよく出てくるけど、あれは『See you later』と言いながら自然にやってる。文化の違いで、日本みたいに習慣化されたフレーズじゃなく、その場の雰囲気で伝える感じだね。
個人的には、イギリス人の友達が『Fly me a kiss』って言って手でキスのジェスチャーを送ってたのが印象的だった。言葉よりも動作で表現するパターンも英語圏ではありそう。
直球な英訳を考えると、『翻訳者はキスでふさいでバレないで』はこう訳すのがしっくりきます。"Don't Let the Translator Find Out — Seal It with a Kiss." この形だと原題の因果関係と命令口調が保たれていて、全体のリズムも英語のタイトルらしくまとまります。
用法のポイントを挙げると、「バレないで」は避けるべきことの促しで、英語では "Don't let..." で自然になります。一方「キスでふさいで」は直訳すると "seal with a kiss" や "shut (someone) up with a kiss" になりますが、後者は口語で強すぎる印象を与えるので避けたほうが無難です。"Seal it with a kiss" はロマンチックさを保ちつつ意味も伝わるので、作品の雰囲気に合わせるならこれを選びます。
歌詞全体を通すと、日本語の曖昧で情緒的な表現は英語だとより直接的な言葉に変換せざるを得ない部分がある。特に「胸にしまった言葉」みたいな比喩は 'Words hidden in my heart' と訳せるけど、日本語の詩的なリズム感は失われがち。曲の持つ切なさを英語で表現するなら、シンプルな言葉で情感を込める翻訳者のセンスが試されると思う。