『Honkai Impact 3rd』の二次創作でYaeとKianaの絆を扱ったものは、AO3だとタグ検索で数十件ヒットしますよ。戦場設定のものだと、たとえば『Scattered Blossoms in the Battlefield』という作品が、二人が背中合わせで戦う中で互いの傷を理解していく過程を描いています。Yaeの沈黙とKianaの言葉が対比的に使われていて、会話が少ない分、銃声や剣戟の音で感情を表現する手法が秀逸でした。途中でYaeがKianaをかばって重傷を負うシーンでは、Kianaの泣き叫び声が「これが戦争か」と気づかせる転換点になっていました。
最近読んだ'NARUTO -ナルト-'のファンフィクションで、確か'Sasuke and Sakura: Blades of Affection'という作品がそんな感じだった気がする。サスケが桜に小太刀を教える過程で、二人の距離が縮まっていく様子がすごく自然に描かれていて、特に修行後の疲れた桜をサスケが背負うシーンなんかは胸がきゅんとした。作者は「剣の動き=心の動き」というテーマを巧みに使っていて、最初は単なる師弟関係だったのが、次第に互いを意識し始める感情の変化がリアル。個人的に、サスケが桜の上達を認める時に頬を赤らめる描写が最高にしびれた。
この作品の良いところは、アクションシーンとロマンスのバランスだと思う。小太刀の稽古シーンでサスケが桜の手を取りフォームを直すとか、そういうスローバーンな展開がたまらない。『NARUTO』本編では描かれなかった「もしサスケが早期に里に戻っていたら」というIFストーリーとしても楽しめる。最後の決闘シーンで桜がサスケの奥義を継承する場面は、恋愛感情だけでなく忍者としての絆も感じさせてくれた。