馬の
いななきが印象的な作品といえば、まず『千と千尋の神隠し』を思い浮かべる。白い竜・ハクが馬の姿に変身するシーンでは、神秘的ないななきが異世界の雰囲気を一層引き立てている。あの甲高い鳴き声は、不安と希望が入り混じった千尋の心情を象徴しているようで、何度見ても鳥肌が立つ。
西部劇『荒野の七人』のリメイク版では、オープニングの馬群のシーンで力強いいななきが使われ、荒野の厳しさを表現している。実際の馬の鳴き声を加工したような重低音の効果音が、男たちの決意と緊張感を増幅させていた。意外なところでは『スピリット』のようなアニメーション映画でも、主人公の馬の感情表現として多彩ないななきが効果的に使われている。