Apple TV+の『ディフェンダー』が法律ドラマの新たな金字塔として話題だ。企業弁護士と市民派弁護士の対立を軸に、現代社会の司法制度の矛盾を鋭くえぐる。主人公二人のキャラクター造形が素晴らしく、法廷シーン以外の日常会話にも火花が散る面白さがある。第2話の医療過誤裁判のくだりは、視聴後にじわじわと考える余韻が残る名シーンだった。
人生の時間軸を逆行するという設定で深い哲学的な問いを投げかける『This Is Us』は、家族愛と時間の流れをテーマにした傑作だ。
登場人物たちの過去と現在が交互に描かれる構成は、単なる回想シーンではなく、人生の選択が現在にどう影響するかを浮き彫りにする。特にジャック・ピアソンのエピソードは、父としての葛藤と家族への献身が胸を打つ。
時間を超えた物語作りが完璧で、視聴者は各キャラクターの成長を多角的に理解できる。涙なしでは見られないシーンが多いが、決して感傷に溺れないバランス感覚が秀逸。