ギネス世界記録に登録されている世界一長い小説は、フランスのマルセル・プroust作『失われた時を求めて』だと言われがちですが、実はこれは正確ではありません。確かに日本語訳で30巻を超える大作ですが、文字数ベースでは中国明代の『三国志演義』や『紅楼夢』の方が上回るとする説もあります。
記録の認定基準が「単一作品」「同一作者」「商業出版」といった条件によって変わるため、議論の余地が残っています。個人的に面白いのは、インターネット時代になってから生まれた『The Story of the Vivian Girls』のような超長編Web小説が、伝統的な出版形態を超えつつある現象です。文学の長さを競うこと自体がアートのようで興味深いですね。