送辞の核心は、相手との共有体験を情感込めて再現することだと思う。単なる事実列挙じゃなく、『あの時あなたが取った行動が、周囲にどう響いたか』を具体的に描写する。
例えば部活の引退スピーチなら、『3月の練習試合で逆転点を決めた瞬間、ベンチ全員が飛び上がった』より、『あのシュートの軌道を見て、私たちは諦めない心を学んだ』と、行為の意味を解釈として提示する。
構成は『過去のエピソード→現在の成長→未来への橋渡し』の3層が基本。特に未来部分では『あなたが築いた礎を、私たちがどう引き継ぐか』を約束すると、循環性が生まれる。最後は短く力強い一文で締めくくるのが効果的で、『一緒に戦えて誇らしかった』より『あなたの背中は、ずっとここにある』の方が余韻を残せる。