注目してほしいのは、戦後に公開された裁判記録だ。'International Military Tribunal for the Far East'の公判録は当事者の供述や証拠提出をそのまま追えるので、責任の所在や論点整理に役立つ。さらに、外国側の目線を得るために'John Rabe's Diary'のような現地目撃者の日記や、'U.S. Strategic Bombing Survey'の技術的報告を参照すると、軍事行動や被害の評価が具体的になる。
被占領地側の一次資料も不可欠だ。例えば'Nanjing Massacre Memorial Hall Archives'の所蔵資料や英国などの公文書館に残る外交・統治記録は、被害側の記録として映画のバランスを取る上で重要だ。私はこれらを総合して、多声的で偏りの少ない脚本を組むよう心がけている。