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爪弾きの音が深夜に聞こえると、誰かが死ぬという伝説がある。特に古いアパートや学校でよく語られる話で、実際に体験したという人も少なくない。
ある地域では、爪弾きの回数で運命が決まると信じられている。三回聞こえたら三年以内に不幸が訪れるとか、特定のリズムで聞こえたら幽霊が出没する前兆だとか、バリエーションはさまざま。
興味深いのは、爪弾きの音源を探しても誰もいないことが多い点。物理的に説明できない現象だからこそ、都市伝説として長く語り継がれてきたんだろう。音の正体については、壁のひび割れや配管の振動説もあるけど、やっぱり真相は謎のままだ。
爪弾きに関わる不思議な話で思い出すのは、廃校になった音楽室のピアノが夜な夜な鳴るという噂。調律もされていないのに、なぜか爪弾きのような音だけがクリアに響くらしい。
地元の子どもたちの間では、戦時中にピアノの練習をしていた生徒が空襲で亡くなり、未練が残っているからだと言われている。実際に廃校を訪れた人たちの証言によると、音だけでなく冷たい感触やふいに消える影まで目撃されているとか。
音楽と霊現象が結びつくケースは世界中にあるけど、爪弾きに限定した怪談は日本独特かもしれない。楽器の調律状態が悪い時に出る音を、昔の人が幽霊の仕業と解釈したのかもね。
海外の爪弾きにまつわる話で面白いのは、イギリスの『13回の爪弾き』伝説。夜中に13回続けて爪弾きの音がすると、鏡を通して異世界と繋がってしまうというものだ。
元はヴィクトリア朝時代の民間信仰で、当時は鏡に映った自分に話しかける占いが流行っていたらしい。その延長線上で生まれた怖い話だろう。現代でもホラーゲーム『Fatal Frame』シリーズにこのモチーフが使われている。
日本とは違って、音の回数に注目する点が特徴的。西洋では13が不吉な数字だからこそ生まれた発想で、文化の違いが都市伝説のバリエーションを豊かにしている好例だと思う。