重言(同語反復)を効果的に使ったセリフは、キャラクターの個性を際立たせたり、ユーモアや皮肉を表現したりするのにぴったりだよね。『ハリー・ポッター』シリーズのルビウス・ハグリッドは「絶対に禁じられた森だから、絶対に禁じられているんだよ!」と言うシーンがある。このセリフは、彼の単純でまっすぐな性格を表すと同時に、森の危険性を強調している。
『鋼の錬金術師』では、エドワード・エルリックが「人間ってのは、何かを得るためには、何かと同等の代価を支払わなきゃいけないんだよ」と繰り返し語る。これは「等価交換」のテーマそのもので、物語の根幹を成す考え方をシンプルに伝えている。とくにアニメ版では、このセリフが何度も登場することで、エドの信念の強さが感じられる。
『DEATH NOTE』のLが「犯人であるキラは、犯人であるキラにしかできないことをしている」と推理する場面も印象的だ。一見すると当たり前のことを言っているようで、実はキラの行動パターンを鋭く分析した言葉になっている。Lの独特な話し方と相まって、このセリフは彼のキャラクターの魅力を引き立てている。
重言は、単なる言葉の繰り返しではなく、作品のテーマやキャラクター性を際立たせる効果的な手段なんだ。こうしたセリフは、観るたびに新しい発見があって、何度でも楽しめる。