海外では『bird brain』という表現が『鳥頭』に近いニュアンスで使われています。文字通り鳥の小さな脳を連想させるこのフレーズ、面白いことに実際の鳥の知能はかなり高いことが研究でわかっているのに、人間同士の会話では軽蔑的なジョックとして定着していますね。
イギリスでは『pea brain』(エンドウ豆サイズの脳)なんて言い回しもあって、これがまた妙にしっくりくる表現。特にサッカーの試合中に解説者が選手のミスを指摘するときなんかに頻出します。アメリカの高校ドラマ『Gossip Girl』でブレアが誰かをバカにしているシーンを思い出すような、上流階級のお嬢様が使いそうな洗練された悪口でもあります。
スラングのバリエーションとしては『cabbage head』(キャベツ頭)や『potato head』(ジャガイモ頭)といった野菜シリーズも存在。『Two and a Half Men』のチャーリー・シーンがバーの常連客を茶化す時に使っていたのを耳にしたことがあります。食べ物ネタだと『donut brain』(ドーナツの穴=中身なし)なんてクリエイティブな表現も。
ただし注意したいのは、これらの表現が実際の知能を批判しているわけではなく、どちらかというと『空気が読めない』『天然』『勘が鈍い』といったニュアンスで使われることが多い点。『The Big Bang Theory』のシェldonがペンnyを『bread bowl』(パンの器)と呼ぶような、ユーモアを込めたからかい方に近いかもしれません。