結婚5年、夫が私の初夜を競売にかけた
結婚して5年。夫の周防雲人(すおう ゆくと)に不意に触れてしまうたび、彼はまるで汚物に触れたかのように顔をしかめ、私を消毒液に膝をつかせ、「女としての常識」をしつけた。
だがある時、彼の鎖骨に赤いキスマークがあるのを見つけ、つい触れてしまった。
彼は激怒してドアをバタンと閉めていったのに、なぜか今回は罰を与えなかった。
その時、私は甘くも、彼が少しずつ私の接触を受け入れ始めたのだと信じていた。
だが翌日、私の「初夜」が都内のセレブが集うオークションにかけられることが決まった。
雲人の友人たちは下品な笑みを浮かべ、いくらで落札するか話し合っている。
一方、雲人は冷たく手を洗いながら吐き捨てた。「涼子がキスした場所を触りやがって!何様のつもりだ。見てるだけで虫唾が走る」