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第7話

Auteur: 白昼夢
直樹がこれを見たら、きっと後悔するはずだから。

直樹には一生後悔しながら生きてほしい。

私はというと、佳奈からもらった10億円を手に、海外でまったく新しい人生を始めていた。

直樹から離れ、辛い思い出しかなかったあの場所を捨てた。

そうして初めて、こんなにも穏やかで、自由な生活があることを知った。

時間ができたから、ピアノ教室にも通い始めた。

ピアノが家に届いた日は、嬉しくて夢中で弾いた。

しかし、弾いているうちに、ひとつの鍵盤の音が少しずれていることに気がついた。

まだこっちに来て間もなかった私は、どこで修理してもらえるのか分からなかったので、現地の掲示板のようなものに、書き込みをしてみた。

ピアノを修理できる人はいないだろうか、と。

そしたら驚いたことに、次の日にはもう連絡があった。

インターホンが鳴って、ドアを開けた瞬間、私は完全に固まってしまった。

ドアの前に立っていたのは、なんと高校の同級生だった、夏川竜也(なつかわ たつや)だったのだ。

竜也は卒業式の少し前に、私に告白してくれたことがあった。

しかし、その時はもう直樹のことが好きだったから、私は丁
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