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第4話

مؤلف: ミントソーダ
20歳の誕生日、継父はわざわざ私のために盛大な成人式を開いてくれた。

来客も多く、勧められるまま私は赤ワインを何杯か飲んだ。

これまで一度もお酒を飲んだことがなかった私は、数杯飲んだだけで頭がぼんやりしてしまった。

来客たちを見送った後、私はふらつく足取りで自分の部屋へ戻った。

ベッドへ倒れ込んだ瞬間、隣に温かな身体があるのに気づいた。

目の前に大きく映る俊行の顔を見ても、私は夢だと思い込み、ぼんやり呟きながら寄っていった。

「誕生日っていいなぁ……こんな幸せな夢まで見られるなんて」

柔らかな感触が唇へ伝わった瞬間、私は一気に酔いが覚め、目を丸くして飛び起きた。

「ご、ごめんなさい……夢だと思ってて、そんなつもりじゃ……」

けれど俊行は、まるで最初からわかっていたかのように少しも怒らなかった。

それどころか、一歩ずつ私へ近づいてきた。

「夢にまで見るくらい……思乃は俺のことが好きなのか?」

それが、俊行が初めて私を「思乃」と呼んだ瞬間だった。

家族や友達が何度も呼んでいたその2文字なのに、俊行の口から出ると妙に甘やかで、耳の裏まで熱くなった。

否定の言葉なんて、とても口にできなかった。

私はただ、彼に追い詰められるまま、ベッドの端へ後退していった。

俊行は私の腰を抱き寄せ、身体を隙間なく密着させた。

「思乃、夢を現実にしてやろうか?」

熱い腕の中で、私は全身から力が抜けていった。

そしてぼんやりしたまま、頷いた。

次の瞬間、激しいキスが降り注いだ。

その後、その夜は一睡もできなかった。

翌朝目を覚ますと、私の両足は筋肉痛でまともに歩けないほどだった。

それでも胸の中には、甘い幸福感が何度も押し寄せていた。

好きな人も、自分を好きでいてくれたのだ。

その日から、私と俊行の秘密の恋が始まった。

人前ではよそよそしい兄妹だが、夜になると、同じベッドで貪るように肌を重ね合った。

私はいつか、この恋が皆に知られ、祝福される日が来ると信じていた。

しかし今日になって、ようやく知った。

俊行は、一度も私を好きだったことなどなかったのだ。

彼にとって私は、ただ復讐の対象でしかなかった。

だから私が何度「関係を公表したい」とせがんでも、彼はいつも「もう少し待って」と答えるだけだった。

何を待っていたのか?

それは、彼が本当に結婚したい相手を見つけた後で、私に「お前は人前に出せない愛人に過ぎない」と突きつけるためだった。

それによって、彼の復讐は完成する。

認めるしかない。

俊行の復讐は、完全に成功していた。

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