Home / ファンタジー / Lv1・Maxからのまちづくり / 第49話・ベッド完成(一つだけ)

Share

第49話・ベッド完成(一つだけ)

Author: 新矢識仁
last update publish date: 2026-06-17 05:23:11

 それから月日が過ぎ、ようやっとベッドの一つが完成した。

 と言っても、ベッド製作時間はほぼ一瞬。町民がベッドが出来るように念じ、細かいデザインやなんかをシエルが思い浮かべるだけ。それだけで超巨大ベッドが出来上がる。

 もっとも今回はちょっと例外だったけど。

 いつもなら家具工場の中に出来るようにと念じるけど、今回は町の門……入り口に出来るようにと念じたのだ。

 だって、デカいんだもん。ベッド。

 一旦町を下ろし、ファーレに特製の牛車を作ってもらい、乗せる手間を省くため、幌を被せず、四頭立て牛車の上に作り上がるようにと念じてもらった。

 完成したベッドはそりゃあすんばらしい出来だったけど、門から出るギリギリ。ていうか馬車が悠々通れる門を通るのに苦労するってどうよ。

 もちろんアナイナとヴァリエは家から出さないでいる。フレディと子供たちが見張っている。フレディの迫力もあるけれど、子供たちが「そんなこと言ったらダメなんだよ!」「お母さんも怒ってるでしょ!」と追い打ちをかけてくれるおかげで、随分と悪口雑言が減ったみたい。

 だからヴァリエは町が一旦降りたことも、みんなで家具を作ったところも
Continue to read this book for free
Scan code to download App
Locked Chapter

Latest chapter

  • Lv1・Maxからのまちづくり   第148話・帰りの手段は

    「く……ぬぬぬ」 フクロウの目を借りた映像を見て、ミアストは歯を軋ませる。「クレー・マークンめ……調子に乗りおって……」 映像で、パーティーの最初の方はクレーは大人しく壁際でワインを飲んでいた。まるで天鵞絨の天幕の影に隠れるかのように。 パーティーが中盤に差し掛かり、吟遊詩人や芸人が呼ばれ、歌や踊りが始まって、そこでクレーはようやっと動き出した。 黒髪の男二人を引き連れ、集まりの中に入っていくと、自然にそれは人の輪になる。皆がクレーを讃え、褒め、敬う。クレーの笑みに、町長たちが肩を叩き、スピティの有志やお供が話したがり、グランディールの民たちが得意げにクレーを紹介する。 この展示会・即売会終了パーティーの主賓なのだから当然だが、ミアストにそんな説明は無意味だ。 ミアストは、常に自分が一番でないと気が済まない男なのだから。「くぅっ。あのガキめ、ガキめ! 今に見ておれ!」 フクロウの使役時間が終わったのか、ふっと画像の消えた壁に卵を投げつけて、ミアストは肩で息をした。 誰も見たことがない不思議の町、グランディール。 クレー・マークンの治める町を、自分は見る権利がある。 何故なら、クレー・マークンは半年ほど前までは確かにエアヴァクセンの仮住人だったのだから。 スキルを町に役立てるのは、強力なスキルに目覚めた者の義務だ。 成人式の日、初めて見たスキル、「まちづくり」。 どんな効果かは分からないが、そのスキルで町を作ったのであればエアヴァクセンに捧げるのはあのガキの義務なのだ! そこへ、モルが肩で息をしながら戻ってきた。「御前に」「首尾は」「問題ないです。近くの村や集合体に、早朝から昼過ぎまで、大勢、大荷物を持ってスピティを出て行く集団がいたら、すぐに知らせ、そして後を追う約束を」「うむ、よし」 ミアストは大きく頷く。 ガキめ、権力とはこう使うんだ。 ミアストは思う。 あの町長気取りのガキめ、権力の力も知らぬガキめ。金の力を全く知らぬクソガキめ。 権力と金はこう使うものだ。 確かにいくつかの作戦が、愚かな味方と更に愚かな敵のおかげで不首尾に終わったせいで、エアヴァクセンの評判は落ちている。 だが、SSランクには違いない。 いくら陶器で稼いでも所詮はCランク、SSランクの経済力には敵《かな》うまい

  • Lv1・Maxからのまちづくり   第147話・帰り路の心配

     時計の針は進み、話し合いを数人と。 昼休憩を面会室で食べ、トイレも済ませて、いよいよミアストとの対面! ……来ない。 三分待っても……来ない。 十分待っても……来ない。 ……もう四半刻経った。 話し合いは一人半刻。なのにその半分経っても来ない。 ……はあ。 時間の半分が過ぎてこないというなら、もう話をする気もないんだろう。「アパル」 ぼくは背後に佇むアパルを振り返った。「ミアスト町長が来る気があるかないか、確認してくれ」「畏まりました」 アパルが深々と礼をして、扉を細く開けて外へ。 扉が閉まり、また開く。「ミアスト町長はいらしてないそうです」 来なかったか。 胸元のボタンを一つ外して深呼吸。 とりあえずここでの対面は免れたけど、まだ続きがある。 さて、次の襲来はパーティーか、それとも帰り道か。 それまでに対応を考えておかなければならないな。 アパルが定位置に戻って、左右からはあ、と息を吐く音が聞こえる。 二人も緊張……いや警戒してたんだな。 ミアストがどういう手段を取ってくるか分からないから。 実は、ここで来て話を全部終わらせられるのが一番いいことだった。 詐欺に掛けた他の町長の目もあって、迂闊な行動は出来ないからだ。 次は、パーティーに来ること。 それも、他の町の人の目がある。 周りに味方は自分の連れてきた側近が二人。何人連れてこの町に来ても、面談でもパーティーでも参加できるのは、宣伝鳥で招待されたか伝令鳥で参加希望してきた本人と、あと二人だけ。 となると、帰り路だな。 この町はエアヴァクセンからそれなりに離れているから、何処かで宿を取っているのは確実。 あの性格で野宿とかはできない。ある程度以上の宿でこちらを伺いながら文句を言ってるんだろう。 それと同時に、スピティから出る道を全て見張っていたとしても不思議には思わない。 スピティの近くには、スピティのおこぼれで動いている村や集合体が結構ある。そんな彼らに金なりなんなりを与えて、見張らせるくらい楽勝。 あ。嫌なことに気付いた。 帰り路では、ついでに、多分グランディールと言う町に興味津々で一度見てみたいと思っている町長たちの目も晦まさなきゃならないんだ。 あ~こりゃ大変だ。解決策なんてないんじゃないか? 僕が悩んでいる間も時間は進み、アパ

  • Lv1・Maxからのまちづくり   第146話・悩み事

     二日目も無事平穏に終わり、一日目より楽にぼくたちは宿に帰った。 というか、ミアストがいないとみんな平和なんだよ。当の本人が気付いてないだけで。 明日顔を出す可能性は大きい。 昨日、予定時間以外では話さないと言い切ったから。 あるいは、明日の展示会即売会終了後の、トラトーレとデレカートとか、他の町の陶器職人とか、町長や町長以下で面会できなかった人を集めたパーティー。 ミアストはぼくがエアヴァクセンのクレー・マークンと言う証拠を握り、それを使ってグランディールを手に入れようとしているんだろう。 これがぼく一人の考えだったら被害妄想かもと思うんだけど、アパルやサージュも同じ考え。 同じ町の人間三人が考えていてもまだ町の被害妄想だけど、スピティのフューラー町長他も「明日は参りますかな」「パーティーに来ないと良いが」「帰り道に来襲するやも」とミアスト襲来の警戒とぼくへの心配の声をかけてくれているから、最早被害妄想ではなく確定事項である。 フューラー町長が、門番に、エアヴァクセンの関係者が来た時はすぐに連絡せよと命じたらしい。 スピティの町民までもが、エアヴァクセンの人間を入れるものかとピリピリしている。 気分的にはスピティを巻き込んで申し訳ないんだけど、スピティの人間に言わせると「俺たちを舐めてかかっているあの野郎に町を歩かせてたまるか」となるんだそうで、グランディールの為じゃない、スピティの名誉のためだと意気込んでいる。 となると、スピティでは乗り込んでは来ないだろう。エアヴァクセンとしてはこれ以上スピティの機嫌を損ないたくないはずだから。 となると、ぼくが帰る時……? そうなるとまずいな。 グランディールは今、町の近くにいる。 スピティに来た人数が多すぎて、アレの移動スキルでも捌き切れない。ので、グランディールを近く……元スピティ盗賊団が使っていた本拠地の上空に置いて、如何にも「そこを通過してきました」と言う顔で入って来た。 行きはどこから来るかの選択肢が多すぎてグランディールを探そうとする人間はいないだろうけど、帰りは別だ。どのルートを通っても最終的にたどり着くのは一か所。 しかもグランディールの正体を知りたいのはミアストだけじゃない。 会談中に言葉巧みにグランディールの正体を聞き出そうとした町長もいるし、フューラー

  • Lv1・Maxからのまちづくり   第145話・あの男は

     ふぅ。 面会も順調。 昨日のミアストとのやり合いで上がった好感度は、今朝の一件で更に上がったらしく、休憩でちょっと外に出ると、昨日の午前中に話した数人の町長が「いやあ、失礼を申し上げました」「あそこまでやるとは!」と背中を叩いてくる。町長連中もにこやか。 多分、ミアストがいないから。 ミアストが出てくればそれだけで緊迫感がある。昨日のミアストを見る町長連の目線は、よくミアストここにいられるなと思うほど冷ややかで敵意に溢れていた。 それがミアストがいなくて、ぼくの今朝の一件があったというだけで、何か知らんけどみんな朗らか爽やか。もう笑顔笑顔。 ぼくも町長の仮面付きとはいえ、自然に優しい笑顔が出てきている。取り引きとか計算とかそういうのがない。 いや、取り引きはあるけれど、「ミアストのせいで売れなくなった物があるのですが、傷物ですしお安く譲りますよ」とか「ミアストを敵に回しているのであれば我が町の名産を優先的にお譲りしますが」とか。ミアストが敵という町長が全員こっちの味方になってくれているよう。 これはぼくが何をしたって言うよりミアストが一方的に悪い。詐欺のやり口で富を増やすのは、一時的には上手く行くだろうけどそのうち誰も引っ掛からなくなり、相手にしなくなる。 詐欺で富を増やそうとするのなら、情報を集め、前のやり口以上の方法を考え続け実行し続け、常に上の手段を考えてなければならない。あの手この手で周りを騙し続けなければならない。一瞬だって自分が詐欺に遭っているのではないだろうかと思わせちゃいけない。 ミアストは同じやり口ばかり使っているから、詐欺師としては三流だよな。 さて、ミアストはどう出るか。 このまま消えてくれればありがたい。それにあそこまで恥をかいたら普通自分を嘲笑う同業者の前に出てこられない。 ……んだけど。 あいつの性格上、このまま引き下がることは、絶対、ない。 てか、そもそもミアスト何処にいる? スピティのフューラー町長に聞いたところによると、ミアストは定宿には泊っていないとのこと。いつもなら最上級の宿のいつもの部屋でふんぞり返っているはずが、予約すら入っていないとか。さすがに世間の目を警戒したんだろう。 だって、詐欺に掛けた町だよ? フューラー町長が訴えようとしたけど圧力をかけてそれを潰した町だよ

  • Lv1・Maxからのまちづくり   第144話・町長ミアスト

     そもそもエアヴァクセンの人気を下げたのは自分の行動のせいだと、ミアストは分かっていない。理解しようともしていない。 だからモルに八つ当たりをし、グランディール町長を逆恨みする。 その度に自分の評判が落ちて行くとも思わずに。「くそっ! くそくそっ!」 ミアストは机を拳で叩きつける。「あの若造には良い手下がいるというのに、私にはろくな手下がいない!」 展示会を切り盛りしているアイゲン、展示会のスタッフたち、即売会をまとめている男、売り子たち、皆がグランディール町長の下で働く喜びに満ちていた。 あんな目を向けられるのに相応しいのは私だ。 なのに、その視線を奪って行ったのだ。あの若造は。……いや、かつて役立たずとして町から追い出したあのガキは! 他の町で役に立っていると思ったから、わざわざ両親に依頼して戻ってこいと言ってやったのに、両親は姿を消して戸籍からも消えた。それは町長にしかできないこと……。つまり、あのガキは町長なのだ。 だが、エアヴァクセンの出身ならば、私のものだ。 あのガキと、ガキの下にいる全てはわたしにあの視線を向けなければならない。 エアヴァクセンの住民は皆、私を崇め奉らなければならないのだ! ……と、ミアストは本気で思っている。 尊敬されるにはそれなりの理由があるのに、その段階をぶち抜いて尊敬だけされたいのだ。 町長としての役割を果たしていないのに。「見ておれ、クレー・マークン。低スキルでありながら私に逆らうクソガキめ」 ギリギリと歯を鳴らすミアスト。「貴様の町とやらを、エアヴァクセンの下に置いて扱き使ってやる……!」     ◇     ◇     ◇ 一応ミアストとの会談時間は明日午後になっているけど、この分だと来るか来ないか分からないな。 モルが帰ってきたらきっとミアストは激怒してるだろ。これまでと同じやり口でグランディールを失墜させようという命令を遂行失敗した部下に、ミアストがどう出るか……考えなくても分かる。 てか、同じやり方が成功すると思っているほうがどうかしてるよなあ。 ミアストは思い付いた時「相手の評判を落としエアヴァクセンの富が潤う素晴らしい作戦」とかなんとか思ったんだろうが、自分の町の評判が落ちるとは思ってなかったな。 自分はSSランクの町の長、素晴らしい人間と思って、こんなム

  • Lv1・Maxからのまちづくり   第143話・人気の上がる人下がる人

    「あーははは! いい気味だ!」「二度とくんなよ!」「今度顔見せたらフクロだ!」 逃げて行くモルの背中に容赦のない口撃が浴びせられる。 そして。「グランディールの町長さん! アンタいい人だねえ!」「あんな野郎を口だけで追い返すなんざ、滅多にいないよ!」「グランディールに精霊神の御加護あれ!」  わああ、と歓声が上がった。「済まない町長、手を煩わせて……」「いや、気にしなくていい」 申し訳なさそうな顔のポルティアの肩を叩く。「どうやらエアヴァクセンのやり口は、物を貶めて安く手に入れ、町で手を入れて別物として売り出すようだ。「鑑定」ではそんなランクには見えない」「そんな高いはずがない」とランクに難癖付けてくるようなら、エアヴァクセンの人間か確かめたほうがいい」 ポトリーが了解と頷き、ポルティアがぐっと拳を掲げる。 そしてぼくは大声を張り上げた。「即売会に来てくださった皆様方! トラブルは解消しました、どうぞお買い物を楽しみ、自分だけの陶器を探して店を回ってください!」  パチパチパチ……。 ん?  パチパチパチパチパチ。 何の音? 拍手、と気づくには少し時間がかかった。「グランディール町長、ありがとう!」「陶器も最高だよ!」「来てくれてありがとうな! 買い物させてもらうわ!」 握手を求められ、「申し訳ない、町長はそろそろ行かないと」とサージュやアパルが引っ張り出してくれるまであちこちから手が伸びてきて、応えるのに大変だった。 会議堂に入って、ようやく息を吐く。 ……間がなかった。「グランディール町長殿、聞いたよ!」「即売会で難癖付けたエアヴァクセンの人間を追い出した手並みが実に鮮やかだったと!」「スピティ町民にも非常に感激されていたと!」「全く、グランディールの民は幸せ者だ!」「いや……どうも……どうも」 話しかけてくる町長たちに頭を下げながら進んで、まだ客を入れていない展示会場に入る。 アイゲンが深刻な顔でやってきた。「エアヴァクセンがグランディールの陶器に難癖つけたと」「ああ」 町長の仮面を被り続けるのが辛いので、関係者ばっかのここではちょっとでも外させてもらう。「何処でエアヴァクセンと?」「うちの「鑑定」を否定してランク外という、そのやり口と……やってい

  • Lv1・Maxからのまちづくり   第2話・ついてくる妹

    「あああ~……」 エアヴァクセンが見えなくなった辺り、森を切り拓いてできた街道の真ん中で、ぼくは思わずしゃがみこんだ。「レベルMaxって、どういうことだよ……」 どんなスキルであっても、レベル上限が1では、伸ばしようがない。 ミアスト町長が移転先も決めずに追い出したのも無理はない。 町のランクはEから、D、C、B、A、S、SS、SSSの順で上がっていく。最下位のEランク居住条件はレベル上限が100程度。ぼくのレベル上限は1。 つまり、最低のEランクの町に住む価値もないってことだ。 ……エアヴァクセンに住めなくても、両親の血を継いでいればせめて1000はあって、A~Bランクの町に

  • Lv1・Maxからのまちづくり   第1話・町からの追放、追放先はなし

     この世界に暮らす人間には、例外なく「スキル」がある。 十五歳で目覚めるその能力は、目覚めてみるまでどんな能力か分からない。それが役に立つかどうかさえ分からない。 だけど、たった一つ分かっていることがある。 良いスキルと高いスキルレベルを持っていれば、いい街に住める。 役に立つスキルともっと高いスキルレベルなら、もっといい街に住める。 住む町にスキルで貢献することで、町をもっとよい町にする。だから町もいいスキルの持ち主を集め、住むのに便利な町を作る。レベルの高い町にはレベルの高いスキルの持ち主が集まり、更に住みよい町にする。つまり、住む町が住人のステータス、住人が町のステータスと言

  • Lv1・Maxからのまちづくり   第10話・町長と町名

     門まで行った、その光景。 塀で囲まれた部分と、門のすぐ外。 さっくりと切り取られたようになって、その先に地面がない。(まさか?!) その、まさかだった。 恐る恐る切り取られた先を見下ろすと、下には緑のもこもこ。森だ。 つまり……浮いている!「うっそ、本当に……」 盗賊団の皆さんも、ぼくと同じ思いだったらしい。「本当に空を飛ぶとは……」「嘘だろおい……」「なんで……」 呆然とした声が空に流れていく。 真下の山肌に洞窟が見えることから、今はこの町は真上に浮いているようだ。 それだけでとんでもない話だ。 しかも、それがぼく一人のスキルで。 レベル1、Maxの力で。

  • Lv1・Maxからのまちづくり   第9話・ならこっちから行けばいい

     ほっとしたぼくの耳に届いてきたのは、雄叫び。 なんだ、何があった? 何かあった? 服を着替える暇も惜しく飛び出すと、町はそのままで、並んだ六軒の家の一軒で、ヴァダーさんが雄叫んでいた。「ヴァダーさん?!」「家が……家が消えていない! 町も消えていない!」 ……そうだね、ヴァダーさん、ぼく以上に心配していたからね。目が覚めたら夢だとか消えてたとか。「さて、これからどうしよう」 変な場所に町を造っちゃったなあ……。 森の奥深く、野獣や魔獣が平気で出る場所。エアヴァクセンに気付かれない土地。他の町との交流しようがない僻地。 確かに畑があって獣を捕らえて捌く場所があって水も豊かな

More Chapters
Explore and read good novels for free
Free access to a vast number of good novels on GoodNovel app. Download the books you like and read anywhere & anytime.
Read books for free on the app
SCAN CODE TO READ ON APP
DMCA.com Protection Status