先輩はわたしの下着に指を差し込み、濡れているかどうかを確かめるようにくちゅくちゅと弄る。
「うわ、もうこんなに濡れてんじゃん。やっぱり期待してたんだろ?」
その言葉と、指先から伝わる快感に、わたしは全身の力が抜けていくのを感じた。抵抗する気力もなく、わたしはただただ、先輩の好きにされるままだった。
先輩の指がくちゅくちゅと音を立てるたびに、わたしは身体をびくんと震わせた。指が奥へと侵入してくるたび、嫌悪感と快感が同時に押し寄せてくる。
「ひっ、……や、め……」
か細い声が喉から漏れる。先輩はそんなわたしの様子を愉しむように、さらに指を深く差し込んできた。ジュプ、ジュプと粘ついた水音が暗がりに響き渡る。
「やめろって顔してんのに、身体は正直じゃねーか。ほら、もっと声出せよ」
その言葉に、わたしは恥ずかしさで顔が熱くなった。しかし、快感は止まることを知らず、わたしを支配していく。先輩の指が、わたしの奥を容赦なく抉り、突き上げる。
「あ、ぅあ……ぁあ、いやっ……ひぅ」
全身に電流が走ったような痺れと、快感に身体が震える。足の力が抜け、ずるずると床にへたり込みそうになるのを、先輩の腕が支えていた。
わたしは、先輩に翻弄される自分の身体が、心底嫌で、悔しかった。
先輩がズボンを下げ、熱い塊がわたしの奥を求め始める。力の抜けたわたしの腰を掴み、にゅぅっという感触と共にぞわぁと全身に広がる快感に、わたしはビクッと身体を震わせ、声が出てしまった。
「ひゃ、あっ……!」
後ろから激しく突き上げられる。防災倉庫の壁に打ち付けられるたびに、全身に響く衝撃と、奥を抉られる快感に、わたしは悲鳴のような声を上げた。何度も何度も絶頂し、そのたびにぷしゃぁぁと熱い液体が地面に勢いよく噴き出した。
「んんっ、ぁあああ! もっと……! ぁあぁぁああ!」
呼吸が乱れ、視界が歪む。わたしは、自分でも求めるよう
ミサキは必死で祈った。しかし、その祈りが届くことはなかった。 ふいに、ざらついたコンクリートの地面に、誰かの足元から伸びる影が落ちる。ゆっくりと顔を上げると、倉庫裏の入り口に佇むマサトと目が合った。彼の視線は、ミサキの隣にいる男に向けられている。マサトの唇が小さく動いた。何かを呟いていたけれど、パニックと絶望感に襲われたミサキの頭には、その声は全く入ってこなかった。ただ、マサトの顔が、見たこともないほどに歪んでいたことだけが、脳裏に焼き付いた。 これで、わたしの人生は、マサトとの幸せな未来は終わってしまった。そう感じた瞬間、ミサキの全身から、さぁっと血の気が引いていく。寒気に襲われ、皮膚の毛穴がぶつぶつと粟立つ。体の力が抜け、膝から崩れ落ちそうになる。心の底から込み上げてくる恐怖と不安に、小さく体が震えだした。頭の中は警報が鳴り響くようにパニックに陥り、何も考えられない。 それでも、考えなければ……「どうしよう……」「終わった……」。いくら考えても、その言葉しか頭に浮かんでこない。そう、もう、これで、わたしは終わったんだ。ミサキはぎゅっと目を閉じた。瞼の裏に、楽しかった日々の思い出が、走馬灯のように次々と蘇っては消えていく。マサトと一緒に笑い合った校庭、夕焼けに染まる秘密基地、通学路で交わした他愛もない会話。幸せだったはずの記憶が、今はただ、鋭い刃となってミサキの心を切り刻む。喉の奥から、今にも嗚咽がこみ上げてきそうだった。 ああ……わたしの幸せなマサトとの将来は、終わってしまったんだな……。もう、いっそのこと死んでしまっても良いのかもしれない。ミサキはそう思い、小さく息を吐いた。マサトのいない人生なんて考えられない。この心の苦しみから解放されるのなら、死んで楽になりたい。胸の奥がぎゅっと締め付けられ、息を吸うことさえ苦しい。 その時、呆然とミサキを見つめていたマサトの目から、大粒の涙が流れ落ちた。それを見たミサキの目からも、堰を切ったように涙が零れ落ちる。 マサトは何も言わず、手に持っていたサマーベンチコートを、ミサキの肩に
「あ。あ。んっ。あっ。やぁっ……ダメ……ダメ……動いちゃイヤ! ……あぁんっ。いやぁっ。あぁっ……まだイッてるのに……あぁ……ダメ……動かないで……いやぁ……」 ミサキの悲鳴のような懇願は、先輩の耳には届かなかった。先輩はただ、ミサキの反応を面白がっているだけだった。「そんなに声を出して良いのか?」 その言葉は、ミサキの胸に突き刺さる。マサトが近くにいるというのに、自分はこんなにもみだらな声を上げてしまっている。羞恥と快楽の狭間で、ミサキの意識は混濁していく。「動かないで……! やぁ……動かないで……あっ……あっ……んっ。いやぁ……あぁん……あっ……んんっ……」 声を押し殺しながら、先輩の腰にしがみつく。しかし、先輩はわたしの声など気にも留めず、楽しそうに笑った。「静かにしてやってんだろ……セックス中だぞ……動かないと気持ち良くないだろ」 その言葉と共に、先輩は再び腰を動かし始めた。奥深くを突き上げられるたびに、全身に痺れるような快感が駆け巡る。「バレちゃう……いやぁ……いやぁ……だめ……」 わたしは頭の中が真っ白になり、ただただ先輩に身を任せることしかできなかった。遠くから聞こえるマサトくんの声が、さらにわたしの心を抉り、快楽と絶望の狭間に突き落とす。 先輩はミサキの悲鳴のような声を無視し、さらに激しく腰を動かした
日曜日も、わたしは先輩に呼び出され、昨日と同じ公園にいた。そして、昨日と同じように、人目のない防災倉庫の裏で、先輩の好きにさせられていた。わたしはぼんやりと空を見上げる。昨日と同じ、どんよりとした曇り空だった。「なー、あの後は彼氏とエッチしたんだろ? 俺がたっぷり出した穴でよ。彼氏が触って、触る前からぐちゃぐちゃに濡れてるって喜んでただろ? 自分とエッチができると思って、お前が興奮して濡れてるって勘違いして喜んでるのが想像できて笑えるわ。それか先に舐めてもらったのか? 俺の精子を舐めて美味しいって言ってなかったか?」 先輩はわたしの髪を乱暴にかき混ぜながら、下卑た笑みを浮かべる。その言葉が、一つ一つ胸に突き刺さった。「関係ないでしょ……」 わたしが力なく言い返すと、先輩は愉しそうに笑い、わたしのデリケートな部分に指を這わせた。くちゅくちゅと音を立てながら、彼はわたしを濡らしていく。「んんっ、あ……」 先輩はそのまま後ろから熱いものをわたしの中に入れ、激しく動き始めた。その瞬間だった。 「ミサキ〜! どこにいるんだ〜?」 聞き覚えのある声が聞こえ、わたしは心臓が止まるかと思うほど驚いた。全身から血の気が引いていくのがわかる。え? マサト? マサトが、わたしを探してる……? なんで? こっちに来ないで……お願い……! ダメ! いやっ!! わたしは必死に声を殺し、マサトくんが来るかもしれない方向を睨んだ。恐怖で身体が震え、先輩の動きが止まっていることにも気づかない。先輩の吐息がわたしの耳にかかる。「……彼氏さん、すぐそこにいるぞ。声かけたら聞こえる距離だな」 先輩はわたしの反応を楽しんでいるようだった。わたしは恐怖で口を開くことさえできず、ただマサトくんが通り過ぎてくれることを祈るしかなかった。「おい……彼氏が探してるぞ……。返事しなくて良いのか? お前の
先輩はわたしの下着に指を差し込み、濡れているかどうかを確かめるようにくちゅくちゅと弄る。「うわ、もうこんなに濡れてんじゃん。やっぱり期待してたんだろ?」 その言葉と、指先から伝わる快感に、わたしは全身の力が抜けていくのを感じた。抵抗する気力もなく、わたしはただただ、先輩の好きにされるままだった。 先輩の指がくちゅくちゅと音を立てるたびに、わたしは身体をびくんと震わせた。指が奥へと侵入してくるたび、嫌悪感と快感が同時に押し寄せてくる。「ひっ、……や、め……」 か細い声が喉から漏れる。先輩はそんなわたしの様子を愉しむように、さらに指を深く差し込んできた。ジュプ、ジュプと粘ついた水音が暗がりに響き渡る。「やめろって顔してんのに、身体は正直じゃねーか。ほら、もっと声出せよ」 その言葉に、わたしは恥ずかしさで顔が熱くなった。しかし、快感は止まることを知らず、わたしを支配していく。先輩の指が、わたしの奥を容赦なく抉り、突き上げる。「あ、ぅあ……ぁあ、いやっ……ひぅ」 全身に電流が走ったような痺れと、快感に身体が震える。足の力が抜け、ずるずると床にへたり込みそうになるのを、先輩の腕が支えていた。 わたしは、先輩に翻弄される自分の身体が、心底嫌で、悔しかった。 先輩がズボンを下げ、熱い塊がわたしの奥を求め始める。力の抜けたわたしの腰を掴み、にゅぅっという感触と共にぞわぁと全身に広がる快感に、わたしはビクッと身体を震わせ、声が出てしまった。「ひゃ、あっ……!」 後ろから激しく突き上げられる。防災倉庫の壁に打ち付けられるたびに、全身に響く衝撃と、奥を抉られる快感に、わたしは悲鳴のような声を上げた。何度も何度も絶頂し、そのたびにぷしゃぁぁと熱い液体が地面に勢いよく噴き出した。「んんっ、ぁあああ! もっと……! ぁあぁぁああ!」 呼吸が乱れ、視界が歪む。わたしは、自分でも求めるよう
「うわー、また期待してんのかよ。ぐちゅぐちゅじゃねーかよ」 先輩はわたしの下着に染み込んだ濡れた跡を見て、心底愉快そうに笑った。その顔は、わたしを嘲笑っているように見えた。わたしは、ただただ羞恥に耐えるしかなかった。 先輩の指がくちゅくちゅと音を立てるたびに、わたしはその快感で膝から崩れ落ちそうになった。先輩はわたしの腕を掴み、そのまま床へと押し倒す。埃っぽい床に背中が触れ、ヒヤリとした冷たさが全身に広がった。「んんっ……や、ぁ……」 声にならない喘ぎが口から漏れる。先輩はわたしの下着をずらし、そのまま濡れた部分に熱い指を這わせた。「ぐちゅぐちゅじゃん。もう限界だろ?」 先輩の指が、粘つく蜜を掬い上げるように奥へと侵入してくる。ジュプ、ジュプと下品な水音が空き教室に響き渡り、わたしはただ体を震わせることしかできなかった。「ひっ、あ、んんっ……」 指が狭い入り口を押し広げ、奥を抉るように動くたびに、全身に電流が走ったような快感が駆け巡る。視界が白く霞み、頭の中が真っ白になる。「はぁ、ひゅ、あ……!」 何度目かの突き上げで、わたしの身体は激しく痙攣した。意識が遠のき、ぷしゃぁぁと熱い液体が溢れ出すのを感じる。わたしは行為が終わると一人残され空き教室で全身から力が抜け一人でぐったりと息を吐いた。 その日の放課後、わたしは誰とも顔を合わせたくなくて、一人でいそいそと帰路についた。いつもの道も、今日はやけに長く感じられる。そんなわたしの背中に、聞き慣れた声がかけられた。「なぁ。大丈夫か?」 振り返ると、そこにはマサトくんが立っていた。彼の心配そうな瞳に、わたしは思わず俯いてしまう。「……だ、大丈夫。ちょっと疲れてるだけ」 わたしは精一杯の笑顔を作ろうとしたが、顔の筋肉がひきつるのを感じた。「そうか……。無理すんなよ。土曜日、時間あるか?」
先輩の言葉が、グサリとわたしの心に深く突き刺さった。彼が言う通り、付き合っているマサトくんとでは、一度もこんな風にイったことはない。快感の余韻に浸るどころか、いつも物足りなさを感じていた。 身体を絶頂の余韻で震わせながら考えていると、先輩の熱く硬いものがにゅるりとわたしの奥に入り込んできた。熱い塊が中を満たし、思わず身体を震わせてエッチな声を上げてしまう。「ひゃっ、ふ、ん……」 先輩はわたしの背中に顔を埋め、激しく腰を動かし始めた。奥を突き上げられるたびに、身体が勝手に跳ねてしまう。苦しさと快感が混ざり合い、喘ぎを堪えようとしても、甘い声は漏れ出てしまうばかりだった。「ひぅ、ひゅっ、はぁ、んっ……」 先輩の荒い呼吸と、自分の喘ぎ声だけが、静かな空き教室に響いていた。 後ろから激しく突かれ、身体は先輩の動きに合わせて揺さぶられる。先輩の熱い吐息がわたしの耳にかかり、そのたびにゾクゾクと全身が粟立った。突き上げられるたびに、身体の奥が痺れるような快感に襲われる。「は、ひゅっ、んんっ……やぁ、あ」 わたしは必死に声を堪えようと口元を押さえたが、先輩はそんなわたしの様子を見て、さらに意地悪く腰を動かした。「そんなに我慢すんなよ、全部吐き出せよ」 耳元で囁かれたその言葉に、わたしの理性の糸はぷつりと切れた。羞恥も何もかも吹き飛び、ただ快楽だけを求める動物のような声が喉から漏れる。「あ、ぅぁああああああ! んんっ、ひぅ、やだ、もっと……!」 気がつけば、わたしは先輩の制服を必死に掴んでいた。先輩は、わたしの言葉に満足したように笑い、さらに深く、激しく突き上げてくる。壁に背中を打ち付けられ、その衝撃が全身に響き渡った。「はぁ、ひゅっ……! や、ぁ、あ……!」 熱い塊が、身体の奥を何度も何度も突き上げる。その度に、わたしは絶頂へと向かう坂道を転げ落ちていくようだった。 あの