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Author: 美桜
last update publish date: 2026-01-09 11:13:53

「行くぞ」

准は一言そう言うと、芽衣を抱えたままくるりと背を向けた。

そうして公園の出口へと向かって歩き出した彼らに、後ろから鋭い声が追いかけてきたのだった。

「ちょっと待ちなさい!」

その声にピタリと足を止めた准が振り返ると、先ほどの母親が腕を組んで仁王立ちしていた。視線は真っすぐに准を捉えている。

「あなた、見たところずいぶん若そうだけど、なんなの?その態度はっ」

「……」

准以外の2人はその言葉に驚いて固まっていたが、当人の准はただ黙って、静かにその女を見つめていた。

女性はその沈黙を彼の恐れだと思い、ふんっと鼻を鳴らした。

「なに勝手に帰ろうとしてんのよっ。私は謝れって言ったのよ?」

「僕の記憶では、この者が謝罪していたと思いますが?」

准がチラリと保育士を見ると、彼女はまたもやいきり立った。

「はぁ!?保育士が謝ったらそれでいいと思ってるの!?その子はアンタの家の子でしょ!?だったら、ちゃんと家の者が謝るのが筋じゃないの!?」

「……」

そこまで言われても、准は怒らなかった。ただ静かに、この女を見極めようとするかのようにジッと視線を据えていた。

「ね、ねぇ…」

ここでようや
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