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Auteur: 美桜
last update Date de publication: 2026-03-19 10:05:41

*

「で?これが混ざってた…という訳か?」

「ええ。確認したところ、これだけでした」

「……」

1週間後。

今日は芽衣の受診日で、彼女は母親の尚と病院へ行っていた。

准はここに帰って来て、毎日のように仕事の後は彼女の部屋で共に過ごしていた。

その時、いつかビデオ通話をしていた時に見た千羽鶴が、まだ芽衣の部屋に飾ってあるのを見て、彼女に言ったのだった。

「こういうのは、皆の願いがこもってるから〝ありがとう〟てお焚き上げとかした方がいいんじゃないかな?」

「そうなの?」

芽衣は「よくわからない」と言い、准に任せるとそれを託してくれた。

だが准は、それを自分の部屋に持って行くと、本田に手伝ってもらって全部バラした。実は最初にビデオ通話でそれを見た時から、違和感を持っていたのだ。

というのも、殆どの鶴は一色の紙を折ってグラデーションのように繋げてあるのだが、一部、なぜか所々に柄の入った折り鶴が混ざっていたのだ。

それが遠目で見ても汚れのように見えて、なぜこんな風に?と思ったのだった。

何かしらのアクセント的な感じにした、というのならそれでいい。だが、それにしては…。なぜ柄もの?折り紙にはそれ
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    「ひどいわっ…」眉をきゅっと寄せて泣きそうな声で訴えるも、准は首を傾げるだけだった。「ひどい?私のことか?」「そうよ!」「紗英、やめろっ」そのとぼけた声に腹が立って、紗英は兄の匠が止めるのも聞かずに言い放った。「ちょっと映像をイジっただけじゃないっ。大したことじゃないでしょ!?」「ちょっとイジっただけ…?」彼女の言葉が放たれた瞬間、准の雰囲気が変わった。「お前のその行動が、俺の婚約者の命を奪う結果になるかもしれなくても…そう言えるのか…?」「え……」命を奪う?なにそれ。まさか…あんなことくらいで、自殺でもしたっていうの?紗英が戸惑いに眉を顰めると、准がジリ…と一歩踏み出した。「答えろ。言えるのか?」「っ…」紗英は咄嗟に恐怖を感じて一歩下がる。とー。「キャッ!」「紗英!」下がったところがちょうど階段の縁で、彼女の身体がグラリと傾いた。匠が飛び出して彼女に駆け寄って来たが、紗英は慌てて自力で手摺を掴み、事なきを得た。その間、准はといえば、慌てるでもなく、ただ冷たく彼女の様を見ているだけだった。助けるつもりもない。いっそ、このまま落ちてしまえ…とでもいうように、手摺に掴まってホッと胸を撫で下ろしている彼女に向かって、ふん…と鼻を鳴らすことさえした。「あなた……」青ざめた顔で紗英が呟くと、准はつまらなそうに息をついた。「惜しかったな…」「!!」小さな声で残念そうに吐き捨てる彼に、紗英はゾッと血の気が引くのを感じた。正気なの…?彼女の唇が微かに震えるのに、准は僅かに口の端を上げて嗤った。「お願い……」許して…。懇願するように呟くと、彼は明らかにバカにした視線を向けてきた。「今更か?」「……」恐ろしかった。そしてー。紗英が恐怖に思考を手放したその頃になって、この祝賀会の主催者で真田エンターテインメント社長、そして准の叔父でもある真田英明がやって来た。「何事だ?」「あの…っ」「なんでもないよ」紗英の言葉に被せるようにして平然とそう言った准に、英明はチラリと階段に蹲る彼女を見て、そして言った。「ここではやめといてもらえるかな?」「!?」紗英はその言葉に愕然とした。助かったと思った瞬間に、そのまま地獄へ落とされた気分だった。だが准は、気に入らない…とでもいうような顔で口を開いた。「場所は選ばな

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