Home / BL / crisis / 15.*****

Share

15.*****

Author: よつば 綴
last update Last Updated: 2025-06-02 17:01:00

 ブジーで射精をさせないまま、そろそろ40分。時期尚早かと思ったけれど、イボ付きのバイブでメスイキさせ続けて50分。

 拘束されただけで感度が爆上がりしていた芯には、相当辛い時間だっただろう。けど、何より芯を追い詰めたのは、僕が無言を通していた事だ。

 無視をする度、鼻を赤くして泣きそうになる芯。なんて可愛いのだろう。

 メスイキが止まらなくなってからは、泣きじゃくって素直になった。

「先生《しぇんしぇ》、なぁ! なんか言ってよ! ····ぐすっ··怖《こぁ》いんらってぇ····。ん··ふ··先生ぇ、声聴きたい····。バイブもうやらぁ。先生のちんこがいい····」

「······はぁ、狡いなぁ。なら、バイブだけ抜くよ。抜いてイかなかったら、僕のおちんちん挿れてあげるね」

 僕は意地悪く、芯が確実にイク抜き方をする。一度奥まで押し込んで、イッた瞬間に勢いよく引き抜く。

「ん゙あ゙ぁ゙ぁ゙あ゙ぁ゙っっっ!!! かはっ··死゙ぬッ····ぅあ··ぢんご苦゙じぃ····」

 腰をガクガク痙攣させ、顔から出るもの全部出して、ぐしゃぐしゃになった芯は尋常じゃない可愛さを撒き散らしている。愛おしくてたまらない。イけない苦しさとメスイキとで痙攣が止まらない芯に、いよいよ僕のモノを挿れてあげる。

 奥まで一息に貫くと、足をピンと張って仰け反る。ブジーが挿さったままのおちんちんが、ビヨンビヨンと振れているのも可愛い。

「芯、射精したい?」

「しゃせー····したい。出《ら》したい」

「ふふっ、いいよ。いっぱいイこうね」

 奥をゴリゴリ潰してイかせながら、ブジーをずろろろろっと引き抜いてあげた。射精と潮噴きが止まらない。

 そこへ追い打ちをかけるように、亀頭を掌でグリグリ円を描き擦ってやった。芯は絶叫しながら『やめて』と懇願する。

 芯の意志は置き去りに、潮は勢いを増す。ナカのうねりと締まりが凄くて、芯のお腹に沢山精液を飲ませてしまった。

 芯はイキすぎて失神した。僕も少し疲れたので、処理をする前に芯の隣へ倒れ込む。

 そして、べしょべしょになった芯を抱き締め、少しだけ眠ってしまった。

「──生····先生? なぁ、起きろよ」

「ん····あぁ、ごめん。寝ちゃったんだ」

「さみぃ」

「本当にごめん。処理もしないでごめんね。お風呂であったまろうね」

「いいから、とりあえずさっさとこれ外してよ。先生に毛布も掛けてあげらんなかったんだけど」

 芯は足を上げ、ジャラッと鎖を鳴らした。そして、ベッドから落ちて届かなくなってしまった毛布を見る。

「そんな事してくれるの? 優しいね」

「別に、アンタのこと嫌いなわけじゃねぇし」

 嫌いじゃない。けれど、好きわけでもない。勘違いしないように、僕は心を引き締める。

「芯、僕のこと名前で呼んでくれる?」

「······鬼無《きなし》··先生?」

「名前って言ったでしょ」

「····やだよ。いいから早くこれ外せって、先生」

 芯は決して名前を呼んでくれない。芯が僕を愛していない証拠。これだから、身体だけは従わせて置かないと不安なんだ。

Continue to read this book for free
Scan code to download App

Latest chapter

  • crisis   18.###

    「ゔっ··重····」 また気ぃ失ってたんだ。先生、マジで執拗いからな。 で、なんか重いんだけど。「····え? 先生!? ちょ、どしたんだよ。何、なんかの発作!?」 胸元を掴んで俺の上で蹲ってる。よっぽど苦しいのか、ボロボロ泣いてんだけど。救急車呼んだらいいのかな。「なぁ、息できる? 救急車呼ぶ?」「ヒュッ····ハ、ァ··ハァ····フゥ····だい··じょ、ぶ」「どこがだよ。病院連れてってやろっか?」「ダメッ!」 すげぇ必死そうな表情《かお》で、力一杯俺の肩袖を握る。「なっ··なんでだよ! 苦しいんだろ!? 心臓とかだったらヤバいじゃん」「違う、から····。ちょっと··トラウマで、苦しくなっただけ····」 息もできなくなるようなトラウマってなんだよ。PTSDとかってやつな。めっちゃビビんだけど。「はぁ····。しょうがねぇな」 先生の頬を包み持って、女の子をオトす時にしかしない、甘いキスをしてやる。すげぇ不本意だけど。 俺のコト、散々好きだとか言ってんだからちょっと落ち着く····いや、逆効果かな。心臓爆発したら笑ってやろ。つっても、マジで死なれたら困るからな。仕方ねぇよな。 いつも、ガツガツ食うみたいなキスしかしてこない先生に、ついでだから甘いキスを教えてやる。

  • crisis   17.*****

    「もう、学校ではシない。ここに帰ってきてからシようね」「そりゃありがたいけどさ。先生、我慢できんの? つか、俺がここに帰ってくんの決定なんだ」 意地悪くにたっと笑い、いやらしい目を向けて言う芯。後でお仕置きだ。 僕は、僕たちが抱えているリスクを説明し、最後に『これからも芯と生きていきたい』と言えた。芯は『何それ、プロポーズじゃん』と揶揄う。 僕は本気だった。それなのに、芯はまともに取り合おうとしない。掻き集めて振り絞った勇気は、虚しく空回りして散った。「はいはい、そういう感じな。ここに居る間はちゃんと恋人やるから安心しなよ、セ〜ンセ♡ 飯と風呂とセックスの対価だもんな」 そうじゃない。そんな風に思ったことはない。そう伝えても無駄なのだろうと、僕は口を噤んでしまった。 全てを軽く流してしまう芯だもの。何度本気だと言っても、テキトーにあしらわれる。あぁ、これではダメだ。 僕は芯をベッドに呼び、僕に跨るよう指示をした。僕がどれだけ本気なのか、そろそろちゃんと教えなければ。 毎回はぐらかされてしまう事に、いくら温厚な僕でも苛立ちを覚える。いい加減、想いが伝わってほしい。そうするには、犯す以外のやり方を僕は知らない。 月曜日。約束通り、学校ではシなかった。寝起きの芯を中途半端に犯したからか、芯は何度か誘惑するような態度をとってきたが。 それは帰ってからお仕置きするとして、目下の課題は芯に本気だと思ってもらう事。 昨日、目隠しをしてブジーをグリグリしながら『これはね、芯が僕に堕ちて縋ってくれるように躾てるんだよ。僕が本気だって、分かってくれた?』と聞いた。 すると、泣きながら『本気ってなんだよ!? 何が本気かとか分かんねぇよ····。ひっく··先生だって、俺の身体で遊べたらいいんじゃないの?』と言われた。 これには酷く落胆して、同時にカッと腹が立った。 芯は、まさか自分が本気で誰かから愛されると思っていないらしい。求められるのは身体だけだと思

  • crisis   16.*****

     芯の拘束を解き、もう一度2人で風呂に入る。 さっき入った時は向かい合って座っていた。けれど、芯は今、僕の膝に収まり背中を預けてくれている。 何も言わないけれど、これが芯の甘え方だ。 芯の肩に顎を乗せ、反対側から頭を撫でる。ちゃぷっと、静かに水音が反響した。「ねぇ、芯。僕の名前知ってるよね?」「······知らない」 耳を赤く染めて答える芯。口を尖らせる癖、嘘つき。 頑なに呼ぼうとしない理由は分からない。けれど、きっと僕を愛してくれたら呼んでくれるはずだ。 僕がベッドを片してる間に、芯はコーヒーを入れてくれた。芯好みの、角砂糖を5つも入れた激甘コーヒー。僕は、噎《む》せるのを堪《こら》えつつ飲む。「明日からも、ここに帰っておいでね。鍵、渡しておくから」「鍵なんか簡単に渡すなよな····。つぅか“先生”がこんな事していいの? すげぇ特別扱いじゃん」「そんな今更····。そうだよ、芯は僕の特別。ここに居る時は芯を生徒とは思わないから、覚悟はしておいてね」 僕を揶揄う様な笑みを見せていた芯が、ムスッと表情を変える。この手の話をすると、いつも機嫌が悪くなる。面倒なのだろうか。「····だったら、俺らの関係って何?」「関係··か。ねぇ芯、好きだよ」「知ってる。で?」「で··って····。その··恋人になりたい」「この部屋だけの恋人ごっこって事? それとも、卒業しても続くやつ?」 意地を張っているつもりなのか、くだらない事を聞く芯。そんな、泣きそうな顔をさせたいわけじゃ

  • crisis   15.*****

     ブジーで射精をさせないまま、そろそろ40分。時期尚早かと思ったけれど、イボ付きのバイブでメスイキさせ続けて50分。 拘束されただけで感度が爆上がりしていた芯には、相当辛い時間だっただろう。けど、何より芯を追い詰めたのは、僕が無言を通していた事だ。 無視をする度、鼻を赤くして泣きそうになる芯。なんて可愛いのだろう。 メスイキが止まらなくなってからは、泣きじゃくって素直になった。「先生《しぇんしぇ》、なぁ! なんか言ってよ! ····ぐすっ··怖《こぁ》いんらってぇ····。ん··ふ··先生ぇ、声聴きたい····。バイブもうやらぁ。先生のちんこがいい····」「······はぁ、狡いなぁ。なら、バイブだけ抜くよ。抜いてイかなかったら、僕のおちんちん挿れてあげるね」 僕は意地悪く、芯が確実にイク抜き方をする。一度奥まで押し込んで、イッた瞬間に勢いよく引き抜く。「ん゙あ゙ぁ゙ぁ゙あ゙ぁ゙っっっ!!! かはっ··死゙ぬッ····ぅあ··ぢんご苦゙じぃ····」 腰をガクガク痙攣させ、顔から出るもの全部出して、ぐしゃぐしゃになった芯は尋常じゃない可愛さを撒き散らしている。愛おしくてたまらない。イけない苦しさとメスイキとで痙攣が止まらない芯に、いよいよ僕のモノを挿れてあげる。 奥まで一息に貫くと、足をピンと張って仰け反る。ブジーが挿さったままのおちんちんが、ビヨンビヨンと振れているのも可愛い。「芯、射精したい?」「しゃせー·&middo

  • crisis   14.###

     風呂に浮いた俺のザーメンを見て、『クラゲみたいだね』なんて言うアホな先生。普通に気持ち悪い。 立てなくなった俺をベッドに運んで、ホットミルクを飲ませてくれた。これもどうせ後で吐くんだろ。乳製品はマジでキツいんだよな。後味サイアク。「先生はさ、もし俺が抱かれんの嫌だつってても家に連れ込んだ?」「うん」「飯も食わせて、泊まらせんの? ナニもシないで?」「そうだね。芯が本気で嫌がるなら、ただ抱き締めて眠るよ。頑張る」「頑張るって····。じゃぁさ、俺じゃなくても“生徒”が困ってたらこういう事すんの?」「はぁ······。芯だからだよ。まだ分からないの?」 薄々分かってる。けど、先生は“先生”で、俺はこの人にとって生徒の1人だから。「わ··かんねぇ。あのさ、卒業までだよな? この関係って····」 どういう意味で聞いたのか、自分でも分かんねぇ。さっさと卒業してこの関係を終わらせたいのか、それとも終わらせたくないのか。 先生の行動の意味も言葉の意味も、これまで触れた事のないものばっかで気持ち悪い。けど、嫌じゃないんだよな。それが余計に気持ち悪い。 先生は答えないまま、俺の手を後ろで拘束する。ちゃんとしたSMグッズじゃん。 そんでまた、尿道にアレをねじ込み始めた。痛いって言ったところで、やめないのは分かってる。それでも、痛いものは痛いんだから喚いちまう。「んっ、ぐ····い゙っでぇ····やだぁ··待って先生! それ以上入んないって!! マ··ジで···&mid

  • crisis   13.*****

     芯に『悪い大人』と言われ、胃の辺りが熱くなった。言われなくとも、そんな事はとっくに理解している。芯が僕の家の玄関に立っているだけで、吐きそうなくらい昂っているのだから。 けれど、多少の後悔も燻っている。ついに生徒《芯》を家に連れ込んだ挙句、帰さないと宣言してしまっているのだ。良心も理性も、あと僅かで弾け散ってしまいそうで恐ろしい。 段々と、僕の化けの皮が剥がれてゆく。芯が卒業するまで、教師の仮面を脱ぐわけにはいかないのに。 それに、素行の悪さをどうにかしなければならない。このままでは、きっとロクな人生を歩まないだろう。僕が囲う予定ではあるけれど、外の世界のイイ所も見せてあげたい。“先生”から逸脱した僕が言うのもナンだけど。 簡素な食事をしながら、意を決して踏み込んでみる。芯の顔色を窺いながら、失敗しないように気をつけなければならない。「ねぇ、芯····。芯の家の事、聞いてもいい?」「いいけど、楽しい話じゃないの知ってんだろ? 聞いてどうすんの?」「僕が······」 僕は、言葉を飲んだ。まだ、それを言うには早い。芯が心まで僕に堕ちるまで待たなくては。 反抗的な芯が、僕の言葉を素直に受け取るはずなどないのだから。「僕にできる事があるなら、芯の力になりたい」「“先生”に何ができんだよ。つぅか別に困ってねぇし」「こうして、ご飯を食べに来てくれたらいいでしょ。毎日でもいいよ」「それってもう一緒に住んでるみたいじゃん。恋人ごっこかよ」 心臓に、穿《つらぬ》かれたような痛みが走った。僕の想いも努力も配慮も我慢も否定された、そんな感覚だ。「ごっこでもいいよ。その瞬間だけでも、芯が僕のモノであるなら」 平静を装い、強がりを放つ。上手く笑えているだろうか。 本当は、今すぐベッドに四肢を縛り付けて、酷く犯し潰したい。僕を傷つける言

More Chapters
Explore and read good novels for free
Free access to a vast number of good novels on GoodNovel app. Download the books you like and read anywhere & anytime.
Read books for free on the app
SCAN CODE TO READ ON APP
DMCA.com Protection Status