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第七話

Auteur: おまゆた
last update Date de publication: 2025-01-31 21:00:42

「……ふわぁ……あ?」

「あ、ジセル。おはよう!」

「んあぁ? あぁ……おはよう、レア」

 昨日は流石に疲れたのか、帰宅直後に爆速で眠ってしまったジセル。

「随分とぐっすり寝てたね。もうお昼だよ〜!」

(それはヤバいな。俺が寝たのは昨日の夕方とかだったから……)

「……マジか。う~わ──口がベトベトじゃん……相当爆睡しちまったなぁ」

 口から流れ出た涎は枕に大きなシミを作っている。夕飯も食べずに寝た為、昼に起きた彼はもう既に夕食に加えて朝食も抜いてしまっている。現在進行形で非常にお腹が空いていて、なかなか体を動かす事ができない。

「お昼はどうする?」

 ──ちょっと夫婦みたいな雰囲気を出して言うな。

 と、ジセルは内心でツッコんだ。

「あぁ……食べる」

「分かった! ちょうどランチの時間だから厨房の人に伝えて来るね!」

「あ、うん。ありがとうレア」

(物凄く助かるし、有難いという気持ちでいっぱいではあるが──何故当たり前のようにレアが俺の部屋にいるのか)

 そう困惑した様子でレアの方へと視線を向けるジセル。レアが担当している仕事のメインは一応『ジセル専属の付き添い人』である。ではあるのだが、別に同じ部屋で一緒に寝ている訳ではない。

 幾ら専属と言えど、通常は──主人の部屋に入る際にノックをして『返答がない場合は勝手に入室せず、後ほどまた伺う』というようにしなければならないはずだ。しかし、彼にそのような事をされた記憶などジセルには微塵も無い。

(──一体、俺の世話をどこまで担当しているのだろうか。そう言えば以前も……目が覚めたら既にこの部屋に居た。あの時は初めまして且つ、自己紹介やら……あと他にも色々あったせいで気にする暇が無かったな)

 昨日さくじつにて──帰宅後、ジセルの眠気が流石に限界だったため直ぐに自室へと向かったが、彼と別れたレアがエリナス夫妻の部屋へと向っていった様子を確認した……というのは鮮明に覚えている。

(……そういやそういう約束でレアをつけて貰ったんだっけ。嘘をつけとまでは言わないが……全てを話すのはやめて欲しいという俺の気持ちをレアは汲んでくれているだろうか)

 ──昼食を食べる時にでも軽く探ってみるかぁ。

 と、自室の扉へと手をかけるジセルであった。

 食卓に着いた彼は長いテーブルにある7つの椅子の内、普段座っている──端から3番目の椅子に座る。

「あら、おはよ〜ジセルちゃん!」

「母上、おはよう」

 彼の父──リオネルはまだここに来てはいない。普段なら既にここに居るのだが、今日は自室に篭って書類整理をしている。

 ──忙しくて来れないのだろう。と、考えたジセルとソフィアは先に昼食をとることにした。

「そう言えばジセルちゃん。今日はルーナちゃんと『べろちゅー』しに行くの?」

「……ブフゥッッ!!」

「あら汚い」

 口に食べ物を入れた瞬間、急にそんな事を宣い始めるソフィア。まるで狙い澄ましたかのようなタイミングではあるが──彼女にはわりと天然な部分がある為、真相は闇の中だ。

「ゴホッゴホッ……あぁ、もうレアから聞いてるんだ」

「そうね、レアちゃんから聞いてるわね〜! レアちゃんとお友達になった所からぜ〜んぶ!」

 咄嗟に横を向いたジセルの口から噴き出た食べ物達を素早く片付けるメイド達。彼はその後ろ姿に申し訳ないとは思いつつも、理解したくはないがしなければならない情報を脳内で巡らせる。

(──そっかぁ、そこからかぁ〜! それに『べろちゅー』の事まで話して……あ"ぁ"〜話しちゃうのかぁ〜……仕事だし仕方ないとは思うけども)

 ──まぁ、バレるのも時間の問題だっただろうし……それが早いか遅いかの違いか。

 溜め息を吐きながら、そう結論を出したジセル。

「で、どうなの~? ルーナちゃんと『べろちゅー』しに行くの~?」

「え、えっとー! 別に今日『べろちゅー』をしに行くなんて予定は無いけど……」

(……てかあんま息子に『べろちゅーしに行くの?』とか言うなよ)

 平静を装いながら食べ進めるジセルを見て、その綺麗な顔をみるみるうちにニマニマとしたキモめの笑みへ変えるソフィア。

「あら〜! いいのよ〜? 隠さなくても〜! ジセルちゃんが『べろちゅー』大好きの変態さんでも……ママの大事な息子だって事は変わらないわ〜!」

(『べろちゅー』大好きの変態さんなのは否定しようがないが……それを親に知られるというのは息子の精神衛生上宜しくないんですよねぇ)

 そんな話をしていると──部屋の入口から、仕事を終えた父リオネルが歩いてきた。

「そうだぞ、ジセル。私達の息子である限り……いずれはそういう事も覚えなくてはならない。まぁ、この歳で既に……というのは些か早すぎる気がしないでもないが」

 普段はイケおじフェイスなリオネルが、何故か少々やつれ気味の表情を浮かべている。その銀髪も相まって、ぱっと見たところ老人と認識しても何ら不思議ではない。

「息子の手が早くて──というか相手にお○ん○んがついてるって聞いて、ママちょっとビックリしちゃった!」

(うん、そうだねッ! それには俺もちょっとビックリしちゃったッ!!)

 これには流石のジセルも内心で全肯定せざるを得なかった。

「本当はね〜? 学園に通い始めた後、そこで好きな子とか恋人を作って欲しかったんだけど……」

「え? ……あ、学園」

 ”学園に通い始めた後”の辺りから、瞳孔をガン開きにして嬉しさを隠せなくなったジセルは──

「……えっ俺、学生になるの!?」

「ええ、そうよ?」

(──俺の失われた青春時代を取り戻せるのッ!?)

 と、ここが恋愛ゲーム『プリンセス・ジ・グランドハーツ』に酷似している世界だという事を完全に忘れていた人間の反応を見せるのであった。

「しかしまぁ、そうなると……ジセルとルーナ君はかなりの間、離れ離れになってしまうな」

(どういうことだ? 俺が通うはずの学園は平民でも通えるはず……何せ──ヒロインの一人が平民出身のハイパー天才キャラだからな)

 『プリンセス・ジ・グランドハーツ』のメインとも言える”学園編”──物語の主人公が都市中央部に存在する『セントラム学園』に入学し、伯爵、公爵、領国主の息女達や個性的なヒロイン達との様々な恋愛模様を見れるという部分。ここでは平民出身のヒロインまでもが存在しているのだ。

「私達が都市内で暮らしていたのなら、そこに関しては問題なかったのだが……このエリナス領は中央都市から少し離れた位置にある。同じ様に都市外に住んでいる人間が通う場合、大体の生徒はセントラム学園の寮で暮らす筈だ。当然、お前も卒業までの間……ずっとその学生寮で生活する事になる」

(ほぇ〜! ……なるほどぉ)

「学歴上……そこに通っていたという事実が将来就職する上で有利になるような学校は、エリナス領内にもかなりの数がある。平民であるルーナ君は貴族家の人間であるジセルと違って、わざわざ領外の教育機関……それもセントラム学園に通わなくとも、十分に学ぶことが出来るだろう。相当な理由がない限りは、ルーナ君の両親も領内の学校に入学させようとするのではないだろうか」

(ふむ、離れ離れになるっていうのはそういうことだったのか)

「仲の良い友人と離れるというのは……ジセル、お前も辛いだろうがな」

 ルーナは|狂乱の権化《あんなん》でも、この世界に来た|ジセル《眞》にとって初めての友達だ。このままでは楽しく過ごせるはずの青春時代に会えなくなってしまう。そこに対して、少々思うところがあったジセルは食事の手を止めて思考する。

「そうねぇ」

 その姿を視界の端で捉えたソフィア。ジセルが寂しさを覚えているのだと思ったのか、溢れんばかりの母性と優しさを感じさせるその垂れ目を瞑り、解決策を考え始めた。

「う〜ん……あっ! ジセルちゃんがルーナちゃんの事を誘ってみたら良いんじゃないかしら?」

 するとソフィアは──閃いた! とばかりにパッと顔を輝かせた直後、人差し指を立てながらそんなことを言い始める。

(──さ、誘うって……ナニにッ!?)

「あぁ、確かにそれは良い考えだ! 平民だとかなりの学力がないと難しいが、幸いルーナ君は頭が物凄く良いらしい。普段からジセルが使用している教材と同じ物を提供すれば入学試験に関しての問題はなくなるだろう」

「後はルーナちゃんがヤる気を出して……ご両親を説得してくれれば解決ね~!」

「そうだな。ジセル、上手くやるんだぞ!」

 ──まるで最初からそう考えていたのかと思うほどの棒読みで肯定するリオネル。

(あぁ、一緒に受験させようって事ね。……夫婦の会話の練度が高いからなのか、俺の頭がエロい事しか考えてないからなのか、全く……理由の検討も付かないが、理解するまでに少し時間が掛かってしまった)

 中央都市にはセントラム学園以外にも数多の学校がある。貴族の大体はセントラム学園に入学する事が出来る十五歳までに、専属の家庭教師を雇うか、教材、学習材を収集して自力で学力や作法を身に付ける等という──金で能力を買う手法を良く使っていた。

 対して平民は少ない金額で購入できる教材を厳選し、子供の学力や金銭事情次第で教育機関に受験させるという形だ。『プリンセス・ジ・グランドハーツ』は、このように時代背景がごちゃ混ぜなのにも関わらず──何故か大ヒットしたというのが数ある謎の内の一つとされている。

「私達のような──伯爵家以上の者達は入学が決まってるとはいえ、ジセルの学力が低かった場合はかなり立場が悪くなってしまう。これは、この家の立場もそうだが……ジセル本人の立場としてもだ」

(ふむ、確かに……上級貴族の中でも、エリナス家はポンコツ! とか言われたくないしなぁ)

「たま〜に凄く嫌な子とかいるわよね〜。ま、そういう子を黙らせる為にも……ジセルちゃんには頑張って貰わなきゃね!」

「……う、うん」

(イジメとかされたらと思うとマジ怖い。絶対嫌だ。ボクハゼッタイニツヨクナル)

「最低でも平民の入学者よりは成績を上げて欲しいが……ルーナ君を基準にした場合、一体どうなるのかだな」

 (平民ね……相手はハイパー天才ヒロインだけだと思ってたけど、ルーナもやばいんだった。一日で別人格が生まれたと錯覚する程の知識量を頭に入れられる天才だからなぁ。アレを超え……え、アレを超えるのが最低限なのッ!?)

 普通に考えれば鳴海のような凡人には無理だろう。しかし、前世の記憶を思い出す前の──本来の彼なら余裕だったはずだ。それは、ジセルが現在扱える様々な技術や知識によって証明されている。つまり、やる気を出せばイけるという可能性は十分にある。

 ──やる気を出せるかは怪しいが。

「まぁ、それは追々にしましょ~! ……じゃあ、ジセルちゃん。ルーナちゃんをお願いね?」

 ”ルーナを誘うのやめようかなぁ”などと考えていたジセルだが、母ソフィアから滲み出る圧によって──赤べこの如き首振りを見せるのであった。

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  • 〜恋愛ゲームのラスボス転生〜   第十七話

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  • 〜恋愛ゲームのラスボス転生〜   第十六話

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  • 〜恋愛ゲームのラスボス転生〜   第十五話

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  • 〜恋愛ゲームのラスボス転生〜   第十四話

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  • 〜恋愛ゲームのラスボス転生〜   第十三話

    「……実は僕の家族、もう皆死んじゃってるんだ」(アァ、まっずい! 数ある可能性の中で一番重いヤツ来た!)「文字通り天涯孤独になっちゃった僕は、両親が残してくれた貯金を切り崩しながら生活してたんだけど……その貯金も底をついちゃって、住んでた家まで売って無理矢理お金を作ったんだ」 レアの頬がジセルの肩口で微かに動く。涙の痕ではなく、かすかな笑みの形を作っているのが痛々しい。(……なるほどな。暫くはそれを使って仕事を探しながら生活してた訳か) 当時は今よりももっと幼かっただろう……仕事の探し方すら分からなかったから、とりあえず食べる為に家を売ってしまった……という可能性もある事に気付いたジセルは、無意識にレアを抱く力を少しだけ強める。「そのお金も無くなりそうになっていた時、僕は運良くソフィア様に拾って頂いたんだ。どうやら僕が一人で家を売る所を見てくれていたみたいで」(ほぇ~、そうだったのか~……ん? それって、雇い主は母上になる訳だから……俺がレアをクビにするなんて事は出来なくね? 俺の我儘でレアを見殺しにするような選択を母上が取る筈ないし)「ここは住み込みで働ける上に、ご飯も食べれる。もしも出て行くことになってしまったら、何処にも行く所がなくなって……また前の生活に戻る事になる。でも、そうなったら多分……僕はもう生きる為に頑張れない」 そう断言するレアの言葉を聞いて……ジセルは無言のまま思考する。「……」 幼い身でありながら……突然、天国から地獄へと堕とされ、そしてその地獄から奇跡的に這い上がって来る事が出来たのにも関わらず、また落とされるなどという事になってしまったら……レアの身に襲い掛かる絶望は計り知れないものになるだろう。「だから、何としてもクビになる訳にはいかなかったんだけど……うぅ」 想像した最悪の事態への不安から、身体が震えてしまうレア。(初めて経験する事への我慢は難しいからな。この様な状況になった今、これからはその辺の自制はちゃんと出来るようになるだろう)「なるほど……それならまぁ、これからはそんな悩みを抱く必要はなくなるな」「……え?」 そんなジセルの言葉を聞いて、驚きからか身体をビクッとさせる。「まず……雇い主が母上である以上、俺が直接お前をクビにする事は出来ない。そもそも俺がお前をクビにしたいと思う事自体……今まで

  • 〜恋愛ゲームのラスボス転生〜   第十二話

     薄明かりが差し込む静かな部屋。窓の外では夜風が微かに木々を揺らし、その音が遠くから届く。ジセルの低く鋭い、そして少し照れを含んだ声が、夜の静寂を切り裂くように響く。「俺が寝ている間にするんじゃなくて、起きてる間だったら……ハグまではさせてやってもいいぞ」 その言葉には、不意に混じった照れ隠しのような気持ちが滲んでいる。ジセルは少し顔をそらし、耳がほんのり赤くなっているのがわかる。それでも、口元にはどこか余裕を感じさせる微笑みを浮かべていた。(日頃のストレスは、ハグだけでもかなり解消されると実証されているらしいし……別にソレ自体は良い。『べろちゅー』で口の周りどころか枕までベトベトにされるよりはマシだ。問題は、加減をしてくれないせいで朝起きた時に俺の身体がバキバキになる可能性がある事。それも、力加減をレアに任せるんじゃなくて俺側が調整すれば解決できる)「ほ、ほんとにッ!?」 その返事にレアの顔が一瞬で輝き、驚いたような声をあげながら無防備にジセルの目の前に顔をズイっと寄せる。満面の笑顔でジセルを見つめる彼の目はキラキラと輝き、無邪気な期待と興奮が溢れていた。「あ、あぁ」 ジセルは何とか冷静を保とうとしたが、思わず声が少し震える。レアのあまりにも近い距離に、心の中で少し焦りが広がる。レアが急に大きな声を上げたことで、ジセルはつい表情を崩しそうになりながらも、彼の突き出された顔に目をそらすことなく──ほ、本当だ……と、言葉を続けた。(うむ、この食い付き方は前に一度見たから今度は驚かなかった。おれえらい。まぁ、正直こんなに可愛い子と『ハグ』するなんて事は……本物の変態であるこの俺ならば、例え相手にお〇ん〇んがついていたとしてもッ! 余裕でこちらからお願いするレベルではあるッ! その上……レアがして欲しいって言うのなら仕方がないよなぁ?)「じゃ、じゃあ、さささ早速っ──」 ──と元気いっぱいに宣言するレアの目はキラキラと輝き、ハグを待ちわびるその顔に、今までの迷いや戸惑いは影を潜めていた。ジセルは一瞬、目を閉じ、しばらく静かにレアの様子を見つめた後、勢いよく彼を抱き締める。 抱擁が落ち着いた瞬間、ジセルは温かさを含んだ声で呟く。「…………お前は見習いなのに、いつも頑張っているな」 その言葉に、レアは急に困惑の表情を浮かべ、震える声で

  • 〜恋愛ゲームのラスボス転生〜   第九話

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     現在、彼が居るのは大庭園内。いつもルーナと会っている木製の椅子がある所──付近の草むらの中だ。「やべぇ……緊張してきた。学園に誘うなんて……一体どう誘えば良いんだ!」 などと脳を無駄にフル回転させることで、緊張を和らげようとしているジセル。「普通に誘えばいいじゃん……」「は、は〜? 普通ってナンデスカ~? 貴方が言う普通っていうのは所詮貴方の普通であって俺にとっての普通とは違うというか、そもそも貴方にとっての普通どころか俺にとっての普通が分からないから悩んでいるわけで……たった今俺の脳内で、どうせこのまま時間を浪費するだけだという結論がでたため──実家に帰らせていただきますッ!」「

  • 〜恋愛ゲームのラスボス転生〜   第六話

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  • 〜恋愛ゲームのラスボス転生〜   第五話

    「……ところで、さっきからジセルの後ろの方でこっちを見てる人ってだれ?」「えっ」 (あぁ……もしかしてレアか? ……ってレアかッ!? いぃ〜や、バレるの速過ぎッ!)「え? そんな人居るの?」 恐らくレアをガン見しているのであろうルーナ。背後のレアへとどうしても身体を向けることが出来ないまま──どうにかしてルーナの気を逸らそうと恍け始めるジセル。「うん、あっちの木の所に……こっちを見てる女の子がいる!」「え、マジ? 女の子!? どこどこッ!」「……ねぇ、どうして女の子って聞いた途端にそんな反応するの?」 しかし『女の子』という単語が耳を掠めた瞬間、コンマ1秒で振り向いてしまう

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