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301話

Auteur: 籘裏美馬
last update Date de publication: 2026-03-16 19:17:36

御影さんが、客間に通された。

その知らせを受けた私は、急いで着替えを済ませ、苓さんを迎えに行った。

苓さんの泊まっている部屋をノックし、声をかける。

「苓さん」

「はい、茉莉花さん」

私がノックをすると、すぐに苓さんが扉を開けてくれる。

私は苓さんに御影さんが客間に通された事と、お父様と一緒に彼の話を聞きに行く事を伝える。

「苓さん、御影さんは涼子の事を話に来たのかもしれません。一緒にお話を聞きに行きませんか?」

そして、私は苓さんも一緒に話を聞こう──。

そう、誘う。

「ええ、もちろん。行きましょうか」

苓さんはあっさり頷いてくれて。

私に手を差し出してくれる。

苓さんの手に私が自分の手を重ねると、きゅっと力強く握ってくれた。

苓さんと手を繋いで階段を降り、1階の客間に向かう。

「ここですね、入りましょう」

こくり、と頷く苓さん。

私は苓さんと手を繋いだまま、客間をノックしてから扉を開いた。

「失礼します」

「──茉莉花!」

私が扉を開けて中に入った途端、御影さんの声が聞こえ、座っていたソファから立ち上がるのが見える。

だけど、私と
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