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第7話

作者: 春山(はるやま)
周平は大股で歩み寄り、プレゼントを美代の隣に置くと、笑顔で言う。「おばあちゃん、誕生日おめでとう。これ、俺と紗綾からのお祝い」

美代は彼の手をそっと押しのけ、ため息をつく。

「プレゼントなんていらないよ。私は紗綾に会いたいだけ。京子から聞いたけど、今回もまた喧嘩したんだって?」

周平の笑顔が、その場で固まる。

「うん」

美代は包みを開け、柔らかな枕を取り出す。そして、何度も優しく撫でる。「これ、紗綾が手作りしてくれたんでしょう?」

「うん」

「紗綾は本当に気が利く子だよ。少し前に私が夜なかなか眠れなくてねって話したら、『数日待ってて。ラベンダーの香りを入れた安眠枕を作るから』って言ってくれたんだ」

そう言って、美代が小さく咳き込む。

周平は慌ててその背中をさする。

けれど美代は手を振り、その手を止めさせる。

「今回も、あの紗英のことで喧嘩したのかい?」

周平は目を伏せる。「うん」

美代はため息をつき、首を横に振る。そして初めて、彼をフルネームで呼ぶ。

「成瀬周平。あんた、間違ってるよ。

あんたと紗綾は、もうすぐ結婚して夫婦になるんだ。なのに、どうしてまだ紗
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