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37:線香花火で遊ぼう…

Author: ซากุ
last update publish date: 2026-10-29 10:28:07

 038

「わあ……きれいな色……」

「アキくん!!見て見て、ハートの形にできたよ、かわいくない!!」

「私のも見て!!」

「ハルくん!!五本同時はあぶなくない?」

「ははっ……余裕っすよ……ね、タカダさん」

「ほんとに気が小さいなあ、アキラちゃん……」

「やったことない……線香花火……幼稚園から……ずっと……」

「榎本さんの人生……なんか切ないですね……」

 夕方、帰る前に……アキトたちのグループとシャルロットのグループが合流して線香花火をやっていた……

「よ……」

「あ……よ」

 シャルロットが、一人寂しそうに線香花火をしていたユウタの隣に座った……

「あの……お昼のこと……ビンタしてごめんね」

「ああ!いいよ……俺も自分を抑えられなかったのが悪いんだから……」

 ユウタはそう言い訳しながら、あの時のことを頭から追い出そうとした……

「ありがとう……」

「何が?」

 彼女はまだ火をつけていない線香花火を眺めてから、一本手に取って火をつけた

「私のお客さんでいてくれることへのお礼だよ」

 ユウタは心の中で考えた……これって、仕事が終わった後の普通のお礼ってやつなのか?

「なんで?」
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