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第67話

Author: 吉乃婆婆
last update publish date: 2026-03-25 06:13:03

「話はわかりました。この件は江崎グループと安藤のイベントへの評価にも影響を与えかねません。どう対処するかは私が江崎家に報告してから決めます。あなたは私が連絡するまで自宅で謹慎していなさい。」

もう一度深く礼をした後、沢辺は帰っていった。

安西は衣装の無事を確認し、健人に事の次第を報告した。

健人から江崎家に連絡し、翌日の午前中、美沙に安西への対応を任せたのだった。

何も聞かされていなかった涼禾は驚きながら聞いていた。

「私も若い頃にデザインの勉強をしたことがあるの。でも、それを仕事として続けられるほどの才能も情熱も無かったわ。出来上がった衣装はとっても素敵だった。デザインもだけど、優秀なスタッフたちが丁寧に仕上げてくれたのが伝わってきたの。沢辺さんていう方のことも憎めなくて。涼禾さん、どう思う?」

「私も仮縫いで見せていただいた時、同じような事を感じました。是非完成したものが見たいです。」

「そう?じゃあちょっと待ってて。」

美沙はにっこり笑うと廊下にいる人物に声をかけた。

「お願いします!」

声をかけるなり数人がかりで4体のトルソーを運び込んできた。そしてそれぞれに掛けられた布を取
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