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88.社長の初めての嫉妬!?④

Auteur: Aica
last update Date de publication: 2025-10-14 21:54:55

「ハハッ。そうですよね~。社長はあたしの保護者みたいなもんですし、そりゃ余計なことしちゃったりしたら社長としては隠れて社員預かってるんですもん。何かあったら大変ですもんね~」

「いや……。ただオレは……」

「はぁ~。慧……お前なぁ……。なんでそんな言い方しか出来ないかなぁ~」

「あ? なんだよ」

「……なら、慧大丈夫だよ」

「は? 何がだよ柾弥」

「オレもお前の親友として副社長として、彼女のことは心配だからさ。お前が忙しい時はオレが相談に乗るしオレが側にいるから」

「は!? なんでお前までそういうことになんだよ」

「別にオレも慧と同じこと言ってるだけだよ? 正直社長と社員が一緒に同居してるとか、ホントは問題だし。けどその秘密を知ってるのはお前と依那ちゃんとオレだけ。正直お前が相手だと依那ちゃんも不便な時出てくることもあるでしょ。そしたら一番お前と近いオレが助けてやりたいって思うのおかしくないと思うけど?」

「それは……」

「お前は保護者としか見てないかもしれないけど、オレはそうじゃないから」

「は?」

「オレは、依那ちゃんのこと、ちゃんと女性として心配してるよ?」

「は!?」

「え!
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  • おいしい契約恋愛   318.甘い時間⑧

    「ホントですか……?」「あぁ。それもわかった上で、オレは彼らをこのプロジェクトに任命したんだから」「あっ、そっか……」「オレもそう思ったから、正直依那が適任だと思ってる」「慧さん……」「依那は、オレが想像しないようなアイデアや世界観や価値観を生み出してくれる。だからプロジェクトメンバーとしての依那に、オレも社長として大いに期待してるんだ」「ありがとうございます……」慧さんがそうやって当たり前のように、あたしの背中を後押ししてくれるような言葉をかけてくれることで、あたしはまたそんな慧さんに胸がいっぱいになる。「だけど。そっか。そういう立ち合いもあるってことか……」「そうですね。だから、ホントは明日一緒にめちゃめちゃ食べに行きたいんですけど、琉偉の仕事が立て込んでて、明日のその夜しか時間がどうしても取れなくて。うちのスケジュール的にもそれ以上延ばせないんで、絶対明日は撮影しなきゃなんです」「ん。わかった。大丈夫。オレと一緒にはまたお互いの時間が合えば行けばいい」「はい」あたしは少し寂しい気持ちを感じながらも納得する。っていうか昔のあたしならそんな琉偉と夢みたいな時間過ごせるなんて最高に嬉しかったのになー!琉偉のためなら、何時間だって待つし、どこまで遅くなっても一緒にいれる時間が増えるなら大歓迎くらいに思ったはずなのに。今のあたしは少しでも慧さんと一緒に過ごす時間が恋しい。一緒に暮らしてて、今だって一緒にいるのに。でも、やっぱり琉偉のこの感情はファンとしてワクワクする気持ちで。自分へ想いを返してくれる慧さん。自分を必要としてくれる慧さん。自分を求めてくれる慧さん。そんな慧さんは、琉偉への感情とはまたやっぱり全然違う。琉偉も好きなのは変わらないけど、すぐそばで想いを通じ合わせられている存在がいるというのは、やっぱりもっと特別なものだから。一緒にご飯に行けると思うだけでワクワクして、一緒に行けないとガッカリして。すぐそばにいるのと同じように、その度感情が同時に溢れてきて、いてもたってもいられなくなる。その気持ちを慧さんと常に共有したくなる。そんな幸せを知れただけでも、あたしは幸せに思う。

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    「あっ、そうだ。明日オレ仕事打合せで外に出るんだけどさ。それが夕方には終わりそうなんだよね。久々に夜、外で一緒にメシ食わない?」「えっ、そうなんですね!  行きたいです!」うわっ、慧さんと二人で食べに行けるのどれくらいぶりだろう。最近慧さん出張とかで忙しかったし、一緒に食べに行くことも出来てなかったもんな。しかも慧さんからわざわざ誘ってくれるなんて、なんかデートのお誘いみたいで嬉しい!と、久々の慧さんの提案に心躍らせて答えてもるモノの。「あーっ、そうだ明日ダメだ!」いきなりの嬉しいお誘いに嬉しい気持ちが優先して、ほんの一瞬でも明日の予定を都合よく忘れてしまっていたのに気づいて、すぐに訂正する。「ダメって? なんか予定入ってるのか?」「はい。夜まで急遽SEIKAプロジェクトの仕事入っちゃって」そうだった。急遽今日その予定に変更になったから、思わず慧さんのお誘いが嬉しくて忘れちゃうとこだったよ。「あのプロジェクト? 依那の担当的にそんな夜急遽入る内容だったか?」「あ~。明日プロジェクトの広告に載せる琉偉の個人撮影で」「彼の……? それになんで依那が?」「それが実は撮影するテーマのコンセプトを打合せしてた時に、メンバーがあたしが出したアイデア気に入ってくれたみたいで……」「依那が出したアイデア?」「プロジェクト内で相談してた時は、なかなか思ったよりいい案が出なくって。それでついあたしがファン目線の方向でチラッと提案したら、まさかのそれがいいって、チームの皆もEveRのメンバーも賛同してくれて。でもそのイメージ通りに仕上げるために、あたしが全員の撮影に立ち会うことになっちゃったんです」「そんなの、依那が大変なんじゃないのか?」「いえ。元々EveRのファンだし撮影立ち合えるのなんて正直役得ですし、それに何より自分のそのアイデアは、誰よりEveRの良さや魅力をよく知ってるファンの自分だからこそ生まれたアイデアだと思うんです。だから、それをちゃんと想像通りの形に仕上げたいんです。きっとそのアイデア通りの形になれば、このプロジェクトのアンバサダーとしてのEveRはもちろん、プロジェクトとしてもどれほどすごいモノで魅力的なことかを絶対たくさんの人に知ってもらえると思うんで、あたしも妥協したくないっていうか」と、気付いたら長々と慧さんの前で熱弁

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  • おいしい契約恋愛   176.彼女の実感⑧

    そしてそのあとの食事中は、何事もなく和やかな雰囲気で、いつものように楽しい時間を過ごす。気まずくならないように、ちゃんといつもの雰囲気に戻してくれた社長は、やっぱりさすがで。だけど、それはきっと誤魔化すとか後回しにするという意味ではなく。楽しく食事をしたいからという気持ちを大切にしてくれたのだろうと思うから。お互い気まずい雰囲気のまま、探り合ったような状況のまま食事をしても、きっと味もしないしつまらない。だからこそ、食事をしてからちゃんと話す時間を作ってくれるのは、社長らしい誠意で。そして、そういう人間らしさを感じられるこの状況も嬉しく思えるから。それから、片付け終わったあたし

    last updateDernière mise à jour : 2026-03-31
  • おいしい契約恋愛   174.彼女の実感⑥

    ふぅ~、なんか嵐のように去ってったな。でも、なんか最後に気になる言葉、言ってた……。社長との約束とかなんとか……。それを聞いてから社長急に空気変わった気もする。そんで、あーやって完全に突き放さず荷物とか運んであげちゃったりするんだもんな~。優しいよな。社長基本困ってる人放っておけない人だし。絶対最後まで冷たい人とかになりきれない人だもん。多分さっきの女性とも、なんらかの理由であんな感じになっただけで、最初は仲良かったかもだしな。そういえばあたし拾ってくれたときも、タクシー拾って家まで運んで泊めてくれたんだっけ。フフ。社長って捨て猫とかいたら可哀想で拾っちゃうタイプじゃない

    last updateDernière mise à jour : 2026-03-31
  • おいしい契約恋愛   168.社長からのサプライズ⑤

    「あの……。もしかして。昨日あんなに遅くまで仕事調整してたのって、今日のためにですか……?」「あぁ……。それな。そうじゃないと言いたいとこだけど。そうだよ。今日お前祝ってやりたくて、なんとか昨日調整しまくった」「やっぱり……。無理させちゃってごめんなさい」「オレは謝ってほしくてホントのこと言った訳じゃないけど?」「だって……」「オレが一日でも早く祝ってやりたかったからそうしただけで、そもそもお前がどうこう思うようなことでもねぇし。だから・・・どうせなら、ありがとうって言ってもらう方がオレ的には頑張った甲斐があるんだけどな」「ありがとうございます」「ん。それでいい」満足そうにそ

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  • おいしい契約恋愛   158.社長の本音⑥

    そして、食堂から部署に戻ろうと、ちょうど閉まりかけてたエレベーターまで駈け寄って、乗り込む人のあとに続いて桜子と中に乗り込む。それからすぐ後ろの人がすぐの階で降りたタイミングで。「お疲れ様」後ろから声をかけられて振り向くと。「あっ、本村さん! お疲れ様です」すると、そこには社長と本村さんの姿が。うわっ! 気付いてなかった。社長と本村さん奥に乗ってたんだ。わー会社で会えて嬉しいっっ。「お疲れ様です。社長」「お疲れ……」……ん??なんでそんなボソッと呟く返し方??今、ここには桜子と本村さん、あたしたちのこと知ってる人しか乗ってないよね??なんか疲れてるのかな??「今

    last updateDernière mise à jour : 2026-03-30
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