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第11話

Auteur: 霜晨月
last update Dernière mise à jour: 2025-11-24 18:26:13

品行はさておき、人を見た目で判断する陳皇后は、周歓にはひどく甘かった。惜しげもなく金銀の装飾品を与えるばかりか、月俸二百石に加えてお小遣いとして銀貨十両まで与えてくれたのだ。

命拾いしたあとは、いつも良いことに恵まれるものだ――周歓はそう上機嫌に鼻歌をこぼしながら、褒美を抱えて軽やかな足取りで帰途についていた。

ところが、家門をくぐった瞬間、額にガツンと一撃が飛んできた。思わず目を見開くと、母親がフライ返しを振りかざし、今にも噛みつかんばかりに怒りをあらわにしていた。

「このろくでなし、どこほっつき歩いてたんだい! 昨日の午後から姿が見えないじゃないか! 今頃になって帰りやがって!」

「まあまあ落ち着いて! 昨日さぁ……道で友達の王さんとばったり会ってさ、家で酒飲んで、酔っ払って、そのまま彼の部屋で寝ちゃったんだよ」

周歓はへらへら笑いながらのでたらめを口にしつつ、ずりずりと部屋の奥へ進んだ。腹の虫は「グー」と盛大に抗議している。

父親は食卓で食事をしていたが、一瞥すらくれなかった。

周歓が席に着こうとした瞬間、母親が彼の耳をつまんだ。

「そんな汚い格好で食卓につこうってのかい? 手
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