異世界で神子になり半獣ふたりに溺愛されました

異世界で神子になり半獣ふたりに溺愛されました

last updateLast Updated : 2025-10-21
By:  伊藤あまねCompleted
Language: Japanese
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動物好きの大学生・楓(かえで)は、ある日突風に巻き込まれて異世界に召喚され、そこで神子として半獣と交わって禍の病を癒す力を得て治癒しろと言われる。性体験のない楓の相手に、松葉(まつば)・常盤(ときわ)という男が宛がわれ、三人での行為により治癒力を得てそれぞれに惹かれていく。しかし、新たな病が発生し―――― 古の日本風の世界で獣人と繰り広げる三角関係BL!

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Chapter 1

*序

 ――僕はただ、役に立てると思ったから、引き受けただけなのに……どうして、こんな事に……

首筋を這う舌先のぬるりとした感触に、|楓《かえで》は唇を噛んで絶えながら胸の中で呟く。望んでもいない事態のはずなのに、体は呼吸を乱して反応してしまうことにも戸惑いを覚え、唇を噛む。

「っふ……ん、ンぅ……」

「そう身を硬くするなよ、神子みこ様よ……力を抜いて、楽にしな」

 耳朶じだねぶるようにんでくる声に、背筋がゾクゾクとしてしまう。耳元に響く濡れた音に肌が泡立つが、それが快感なのかどうかもわからない。何せ楓は、どうしてこんな事態になってしまったのかさえも受け入れ切れていないのだから。

松葉まつば、そのようにぐいぐいと迫ってしまっては神子様が怯えてしまいます。もっと優しく、丁寧に接したらどうなんです?」

 松葉、と呼ばれた、楓に覆い被さるように重なっている、大柄で丸い耳を生やした男に、銀髪の三角の犬のような耳を生やした男が呆れたように言う。

 すると松葉は、鼻白むような顔をして銀髪の男を睨み付ける。

「うるせぇな、常盤ときわ。神事だか何だか知らねえが、こういう上物を抱けるなんざ滅多にねえんだ。楽しませろよ」

「神事とわかっているのならなおのこと、神子様を丁重に扱ったらどうです。神子様は花街の女たちとは違うんですから」

「丁寧にやってたら萎えちまう。こういうのは気持ちのままにするのが一番だ。こうやって……な」

 常盤の言葉を受け流し、松葉が楓の首筋を甘噛みする。同時に、はだけた胸元を小さな飾りをつねり上げ、ピリリとした刺激を与えてくる。その様子を、松葉が嬉しそうに、欲情に染まった目で見つめている。

「ッあ、ンぅ! ッや、ああッ!」

「いい声だぜ、神子様。もっと聞かせてくれよ」

 いままで感じたことがない刺激が、楓の体を絆す。頭ではそんなつもりはないと思っているのに、施されるそれらに抗う気力が削がれていく。イヤだ、と言いたいのに、口がつむぐのは喘ぐ言葉にならない声ばかり。

 楓の頭を、膝上で抱えるように撫でている常盤の顔を見上げ、助けを求めてみても、彼もまた、松葉とは違った欲情に染まった目を向けてくる。

「……そんな目を、私に向けないでください……ことわりがわからなくなってしまいそうですから……」

 呟かれる言葉の熱さは、楓を愛撫する松葉の吐息よりも高く、より一層楓を絶望的な恐怖に陥れていく。なんで、どうして、こんな事に――そう、幾度となく、誰にというわけでもなく問うても、答えはない。

(誰か……助けて……ッ!)

 言葉にならない喘ぎ声をこぼす楓の口を塞いだのは、松葉か、常盤か。それさえも判別がつかなくなるほどに、楓は押し寄せてくる快楽の波に溺れていくのだった――――

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