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第488話

ルーシー
玲奈は智也のメッセージを特に気にも留めず、足湯を終えると二階へ上がった。

寝室に入って間もなく、背中にひやりとした気配が走った。

そのとき、誰かがそっと肩を叩いた。

たったそれだけで、玲奈の心臓はきゅっと縮み、反射的に悲鳴を上げた。

だが次の瞬間、大きな手が口を塞ぎ、声は喉の奥に押し込められた。

ちょうど上がってきた秋良が、寝室から聞こえた悲鳴に気づいた。

彼は迷うことなく玲奈の部屋の扉を押し開けた。

開いた扉の先にいたのは――玲奈の背後から口を塞いでいる拓海だった。

扉の音に拓海が振り向き、秋良を見た途端、慌てて手を離した。

同時に背筋を伸ばし、きちんと立って小さく言った。

「......義兄さん」

相手が拓海だと分かると、秋良の表情は一気に冷えた。

拓海もその不機嫌さを感じ取り、胸が落ち着かないまま鼓動が速くなるのを感じた。

玲奈も振り向いて秋良に何か言おうとした。

だが秋良が先に口を開いた。

「次から来るなら、正面から入れ」

視線は拓海に向けられている。

つまりこれは、拓海への言葉だった。

拓海は戸惑ったように秋良を見た。

秋良は相変わらず冷
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  • これ以上は私でも我慢できません!   第601話

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