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第49話

Author: ルーシー
週末、昂輝は一緒に医学部の講義に参加するために春日部家へ玲奈を迎えに来ていた。

二人は5分早く教室に着いたが、一番いい席はすでに他の人に取られており、最前列に座ることになった。

玲奈は宮口教授の学生ではないので、やはり少しおずおずと緊張していた。

昂輝は教室に入ると、周りの学生たちが「先輩」と挨拶してきた。玲奈を誰なのかという好奇な目を向けてきた者もいた。彼は何も言わず、ただ淡々と微笑んだ。

宮口教授はもう結構年を取っているので、騒がしいのが苦手だ。それに、もうすぐ授業が始まるから、昂輝が返事しようにもすぐに返事できなかった。

宮口教授の前では、昂輝だってちゃんとルールを守らなければならない。

宮口教授は時間通りに来た。手に魔法瓶を持ち、老眼鏡をかけ、脇に資料の束を抱え、ジャケットを羽織って教室に入ってきた。

彼の講義のやり方はちょっと独特で、PPTと教科書に頼らないスタイルだ。

脇に抱えた出席簿を教卓に置くと、宮口教授は老眼鏡を指で直し、ゆっくりと教室を見渡した。

彼は昂輝と隣の玲奈に目を留めた。

何か問いかけようとした時、教室の入り口から「宮口教授」と呼ぶ声がし
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