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37話

Penulis: 東雲桃矢
last update Tanggal publikasi: 2026-04-22 21:39:25

 沙綾達が受付をしている間、3人は詐欺だのなんだのと騒いでいたが、もうひとり警備員が来て、どこかに引っ張っていかれた。

「ちょっと! 私の航空券は私名義じゃない! 私だけ行かせなさいよぉ!」

「和人さん、なんとかして!」

「うるさい! なんでふたり共パスポート持ってないんだよ!」

「空港ですぐもらえると思ったんだもん!」

「そうよ! 教えてくれなかったアンタが悪い!」

 罪のなすりつけ合いをする3人の声を聞きながら搭乗手続きを済ませると、ふたりは腕を組み、案内に従って歩いた。

「ハワイなんて初めて」

「俺も。何泊しようか?」

「お任せするわ。しばらく休業だし」

 沙綾の職場は、上がドタバタしている。というのも、オーナーが高齢のため、娘に交代するのを機に、経年劣化が目立つ式場を取り壊し、更に条件の良い立地に建て直すのだ。

 だからこそ、スタッフ全員が沙綾に協力し、あのような結婚式が実現したとも言える。

 搭乗時刻になると、ふたりはファーストクラスに案内される。

「すごい……!」

 人生初のファーストクラスに、胸が震える。ひと席ひと席が簡易個室となっている上に、席はリクライニングベッドの
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