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第10話 精霊との正式な契約、神々しい御方

last update Dernière mise à jour: 2025-10-10 17:44:17

──それは、真っ白に輝く嵐だった。どんな銀細工よりもまばゆい光の嵐。なのに風は感じない。私は光のただ中で目を開けているのも難しいほど輝く空間に包まれて立ち尽くしていた。

だが、やがて嵐が収まってゆき、光は優しく私を取り巻く。

光の向こうに、誰かが見えた。

金色の髪は艶やかに光を反射し、同じく金色の瞳が叡智をたたえて明るい色なのに、とても深い。

向こうに誰かいる、──そう見えた次の瞬間には、そのひとは目の前に立っていた。身にまとう白い衣は見たこともない生地と作りで、その容貌を引き立てている。

──こんなにも美しいひとは、見た事がない。

中性的なような、どことなく男性的な風貌と容姿。神々しい程なのに威圧感はない。そのひとの私を見据える眼差しには、慈しみさえ伺えた。

白銀に僅かな金色が溶け込んだような不思議な空間で、そのひとと私は相対する。相手の深い瞳は、感情を伺わせないのに温かく優しく、どこか懐かしい。

「……そなたか。精霊との契約なしに、それも二度も精霊を使役した癒しを成したのは」

「契約……?」

声までも濁りなく美しいひとには、いつしか私と親しんでくれている精霊達が幸せそうにまとわり
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