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第217話

작가: ラクオン
竜也のスマホが突然けたたましく鳴り響き、梨花は飛び上がらんばかりに驚いた。

慌てて音を消しながら着信表示を見ると、「孝宏」とあり、いっそ電話に出た。

孝宏は出るなり、仕事の報告を始めた。

「旦那様、M国の件、話がまとまりました」

「孝宏さん」

梨花は声を潜めた。「私、梨花です。竜也は寝てますので、起きたら電話させますね」

「寝てる?」

孝宏は心底驚き、意外そうに言った。「まさか。こんな早い時間に寝るなんてあり得ませんよ。いつも夜中過ぎまで起きてるのに」

梨花はきょとんとした。「そうですか?」

「はい」

孝宏は笑った。「でも、梨花さんがそばにいらっしゃるから、旦那様もリラックスされてるんでしょうね」

そう言って、彼は素早く電話を切った。

大手柄を立てたとでも言うように。

それを聞いて、梨花は微かに戸惑い、下にいる竜也の整った寝顔を見つめ、心の中が少し乱れた。

かつて、梨花と竜也は、確かに互いにとって最もリラックスできる存在だった。

だが、今は……

そうとは限らないだろう。

梨花は革張りのソファの背にもたれかかり、映画の中の幼い二人の無邪気な姿を眺めてい
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