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第1172話

Auteur: 落流蛍
「ああ、分かったわ。きっと栄子、あんたっていう疫病神のせいなんでしょ?どうりでね、あんたがうちに来てから、家がどんどん貧乏になったわけだわ。奥様……」

直美は里美のほうへ歩み寄った。

「私の推測は間違ってないわ。全部この疫病神、栄子のせいよ。

この子を追い出して、代わりに私の息子を養子にしてくれれば、あなたたちの家はきっと運が良くなるわ。必ずまた絶頂に戻れるから」

本性をむき出しにした直美に、里美は不快そうに眉をひそめた。

「さっきまで、あれほど栄子を愛していると言っていたのに、今はそんな言葉を吐くの?あなたが愛しているのは、栄子じゃなくて、高坂家の財産でしょう?」

ようやく自分が騙されていたかもしれないと気づいた直美は、華恋を見た。

「さっき言っていたことは……」

「母さん!」

晴斗は、もう直美に呆れ果てた様子で、彼女の手を引いた。

「もう行こう。これ以上、ここで恥をさらすのはやめてくれ」

「ちょっと……」

二人が車に乗り込むのを見届けて、栄子はようやく安堵の息をついた。

「南雲社長、ありがとうございます」

栄子は本当に言葉が見つからなかった。

今日、華
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