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第671話

Penulis: 落流蛍
高坂家に、佳恵が階下に降りると、リビングでいちゃついている冬樹と日奈の姿が目に入った。

彼女はわざと大きな咳払いをした。

下にいた二人はようやく離れ、お互いに顔を上げて佳恵の方を見た。

佳恵が現れたと気づくと、冬樹は立ち上がった。

「佳恵、やっと出てきた。何が食べたい?連れて行ってやるよ」

「いい。もう先約があるから」

最初から最後まで、佳恵の視線は日奈に一切向かなかった。

外での噂は本当だった。

彼女と日奈は仲が悪い。

理由は単純だ。

日奈も昔は彼女と同じように貴仁が好きだったが、なぜかその後彼女の兄と付き合うようになった。

口では冬樹が好きだと言っていたが、結局は金目当てに違いない。

そうでなければ、自分の財布に貴仁の大学時代の卒業写真を今でも入れておくはずがない。

「誰と?」冬樹が心配そうに聞いた。

日奈もわざとらしく口を挟んだ。

「佳恵、冬樹に送ってもらったら?」

「いいってば」佳恵は口元を引きつらせ、演技に付き合うつもりもなかった。

「華恋と約束した。急いでるの」

華恋と会うと聞いて、日奈は慌てて彼女の腕をつかんだ。

「華恋?華恋と仲良か
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