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第1385話

Author: 落流蛍
譲渡書を手に入れた楓怜は、そのまま南雲グループへ向かった。

会社に着くや否や、彼女はすぐにアシスタントに会議を開くよう指示した。

楓怜の慌ただしい様子に、他の者たちは皆、訳が分からなかった。

それでも彼女の指示に従い、会議室へと集まった。

全員が入室すると、視線は一斉に楓怜へと向けられた。

楓怜はアシスタントにドアを施錠させてから、席に着いた。

着席してもすぐには口を開かず、しばらく間を置いてから、いきなり華恋の譲渡契約書を机の上に叩きつけた。

その意味が分からず、皆はなおも困惑したままだった。

そこで楓怜はゆっくりと契約書を持ち上げ、全員に見えるよう掲げた。

「見えた?この譲渡契約書は、南雲華恋が南雲グループを私に譲るという内容のものよ。つまり今日から、南雲グループは私のものになるの!」

この言葉を聞き、誰もが楓怜は気が狂ったのだと思った。

「南雲グループがあなたのものになるわけがない!社長がどれだけ混乱していても、あなたに渡すはずがない!」

「そうだ、たかが一枚の契約書で私たちを騙せると思うな!」

「本当にそうなら、その契約書を見せてみろ!」

「……」

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