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第九話 フィールドパーク・デート(その二)

last update Date de publication: 2025-09-22 11:00:27

 緩やかな坂道を登りきった後、ショッピング施設の入口の反対側にある裏手へ行く。

そのまま真っ直ぐ行くと、カフェレストランの入口へ着いた。

営業時間帯はまだカフェタイム……と言っても、あと一時間ぐらいで終わってしまう。

メニューを確認してると、私たちを見かけた店員さんが扉を開け声をかけてくれた。

「本日のカフェタイムで提供できるデザートメニューは、残りのドライフルーツのパウンドケーキのみになりますが……いかがでしょうか?」

「あぁ、まぁ……とりあえず入ろうか」

私はコクっと深く頷いた。

恭弥さんは入りますとゴーサインを出し、カフェレストランコーナーへ入ることにした。

「お席は空いてる所へどうぞ」

(どこにしようかな……あ、ここにしよう)<

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     ——夜鷹家、自宅内のリビング。「なんでやねん、それはないやろ!」「ワハハッ!」私達、夜鷹夫婦はリビング内の暖房にあたっている。ぬくぬくと家の中で籠りながら、テレビで今放送されている正月用の特別番組をボーっと鑑賞している最中だ。(やはり正月の時だからこそ、初笑いだからかお昼から漫才やバラエティ番組が多いなぁ……)今年最初を飾るハレの日、一月一日。新年の幕開けの日でもある。私も恭弥さんも、年末年始は仕事がお休み期間中。初詣は家の近くにある神社で無事にお参りを済ませた。今はこたつの中でのんびりと温まっている。毎年届く年賀状も無事に受け取ったし、お雑煮やお節料理もお昼ご飯も……。(ただ、キャンプができる日はまだまだ遠い先……)現在、庭キャンプは冬季休み期間である。冬用のキャンプ道具やテントを持っていない。それが一番の理由がそれだから。我が家の住んでいる山奥での外は、雪一面の景色。特に、朝と夜はマイナスの気温まで下がる世界。昼間でも一桁の気温には、流石に耐えきれない寒さだ。だけど、家にいるとやはり身体が鈍ってしまうのも事実である。しかし、夕刻になって晩ご飯の時間が近づくにつれて……。——ぐぅ~……。盛大な音が部屋の中で響く。「空、お腹空いただろ?」「……うん」隣にいる彼はクスッと笑いながら、私のお腹の空き具合を聞く。(うぅ、バレちゃったか……)「お腹が鳴ってたの、すぐわかったよ」

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