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第七話 夏の定番カレーライス(その一)

ผู้เขียน: 朝比奈 来珠
last update วันที่เผยแพร่: 2025-06-26 10:30:29

 ——七月初旬のある日の午後。

(ぬぅ~暑い……。暑いよう……)

季節は、もう夏を迎えている。

薄手の長袖から半袖への衣替えも兼ねて、そろそろ部屋の中へ扇風機を設置しようか迷っていた。

最近、この時期の昼間は少しずつ暑くなってきた。

天気予報では、夏日に近い気温を示す日中も増えている。

けれど山奥の気候は平地と違い、朝と夜はまだ涼しい。

(長袖の服もそろそろおしまいかなと思ったら、逆戻りもするしどっちを着ればいいのだろう)

こんな心境で毎日迷うから困る。

特に雨が降ると冷えて肌寒くなるくらい、昼との気温の差が激しい。

ただこれから訪れるであろう厳しい暑さに耐えられるのだろうか?

そういわれたら、この先は絶対バテるに違いない。

身体が、なかなか外の気温に順応してくれないのである。

(暑さを凌ぎれるスタミナが欲しくなるし、そろそろつけたいなぁ……)

今のままだと身体がドロドロに溶けてしまうくらい、私は夏バテしやすい体質だから尚更だ。

夏を乗り切るために、簡単にスタミナのつくスパイシーなものが食べたい。

(うーん、夏といえば……。あっ、それに相応しいメニューがあるじゃないか!)

そうだと一人で相槌を打ちながら閃いた。

(夏……スタミナがガッツリつくスパイシーなもの……カレーだ!)

キャンプ飯の定番メニューの一つだけど、まだ作ったことがない。

先週の話には触れていなかったものだが……。

(前から気になっていたんだよね……)

それは恭弥さんとお買い物デートの際、ダッチオーブンを買ってみた。

最近は、スキレットと同じくIHで使用出来るものが増えた気がする。

我が家のキッチンについているコンロはIH仕様。

ガス火で調理をするときは、カセットコンロなどが必要になる。

もちろん、それぞれの良さはあるし逆も然り。

(でも外でやる時は、やっぱりガスコンロや焚き火で料理をしたい)

ダッチオーブンは、煮込み料理に使うだけじゃない。

肉や魚、野菜の蒸し料理にももってこいだ。

(今度の結婚記念日には、恭弥さんと一緒にダッチオーブンでローストチキンを作るのも良いなぁ……)

それは、後で彼とLIMEで相談しよう。

とりあえず、今日は家でいつも作っている基本のカレー作りに挑戦しようと思うのである。

 ◇ ◆ ◇

まずは家での下準備として、カレーに使う野菜を切ったりご飯を炊く作業だ。

お米はいつも通り、洗ってからメスティンで吸水作業を行う。

次は具材の野菜を切る。

具材として入れる野菜は、玉葱、人参、ジャガイモ。

ちなみに、今回のカレーに入れる肉は牛肉の薄切り肉。

家庭によっては、豚肉や鶏肉を入れる。

我が家では、私が小さい頃から「カレーライス」といえば大体牛肉カレーで自然と育っていた。

恭弥さんの家では、鶏肉や豚肉の日もあったみたい。

(きっと彼のお母さんは、料理が上手な方なんだろうなぁ……。よし、私も頑張って料理の腕を磨かなくては!)

そう思いながら、野菜を選んで手に取った。

最初に切る野菜は楕円形のジャガイモ。

男爵など色んな品種があるが、「メークイン」という品種のジャガイモが好きだ。

カレー以外にポテトサラダや肉じゃがなど、色んなメニューに使っている。

(うん、これぐらいのサイズで)

ジャガイモの皮をピーラーで剥き取り、楕円の形になっているのを一口大ぐらいのサイズに等分に切っていく。

次に切る野菜は、鮮やかなオレンジ色の人参。

多めに作るときは一本分の量になったりしているのだが、一人分って意外と難しい。

(一人分……今回の人参のサイズだと、尖っている方から四分の一ぐらいで充分だろうなぁ……)

人参は火の通りがジャガイモに比べて悪いので、少し小さめの乱切りに。

最後は、アラビアナイトに出てくる宮殿の頭部分のような玉ねぎのお出ましだ。

私は玉ねぎが大好きで、レシピに書かれている量よりも少し多めに入れている。

他にジャーマンポテトやグラタンを作るときも、カレーと同様だ。

(火が通ると甘みが出て美味しいから、つい増やしちゃう)

とはいえ、これも大体一人分くらいの量にするが少し多くてもいいんだ。

玉ねぎを半分に切った後、真ん中の芽の部分をとってくし切りにした。

野菜が切り終えた後、それぞれのビニール袋に分けて入れておく。

薄切り肉は切らなくてもちょうどいい大きさだった。

鍋へ入れられるから、そのままトレーごと持っていこう。

(分量的には一人分より気持ち多めにする方が、やりやすいと思った)

あとは市販のカレールーを二種類、お水、ローレル、塩胡椒。

隠し味として入れるあるものが揃えば完璧だ。

(よし、材料は揃ったし、タープや焚き火台の準備をしよう!)

いつもの服装に着替え……といいたいが、先ほど言ったように今日の昼間は夏日と少し暑い。

なので、今度は夏バージョンの服を紹介しよう。

黒のジーンズはそのまま変わりない。

上半身の服装は、黒にグラデーション色の翼のデザインが入ったTシャツを着る。

次に日焼け対策として黒色の腕カバーを着用する。

夕方や夜まで行う時は、少々冷えてくるので紺色の薄手パーカーも必要になる。

(あっ、そろそろコレも必要になるなぁ)

夏といえば、色んな虫が多く活動している。

なにより人間にとって最大の敵、蚊のことだ。

腕や足に刺されることが多い。

(刺されたら痒くてしようがない……)

そこで、スプレーで虫除けの対策もしないといけない。

先日、百均で服の上からでもかけても大丈夫なミストタイプのスプレーを買ってみた。

服の上から全体にそのスプレーをかけてみる。

匂いはシトラスっぽい柑橘類だった。

(虫除けスプレーなのに、アロマみたいないい香りをしてる)

靴を履き、服装もバッチリ準備できたし外へ出ようと立ち上がった。

(久しぶりに外へ出るから、日差しに気をつけないと)

——梅雨明けてから久しい初夏のキャンプを楽しむために……。

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