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第329話

مؤلف: Raisaa
戦場では、未だ死闘が続いていた。

白かった雪は、泥と血と魔法の煤に塗れた灰色の荒野へと変わり果てていた。空気には焼け焦げた鉄の匂いと、不発に終わった魔法の焦げ臭さが充満している。

戦場の中央にそびえ立つ悪魔。

巨大な角。脈打つ巨大な心臓のような赤黒い巨体。

奴が息をするだけで大地が震える。奴が動くだけで空気が裂ける。

再びの、咆哮。

それは単なる声ではなく、破滅への呼び声。

周囲の雪が宙に浮かび上がり、瞬時に粉砕される。近づくことすら叶わず、数名の兵士が吹き飛ばされた。骨が砕ける音。そのまま、二度と立ち上がらない者もいた。

「陣形を崩すな!」

血と煙に咽びながらシグが絶叫する。

だが、この怪物の前で陣形を保つことなど、素手で嵐を止めようとするに等しかった。

悪魔が、動く。

その巨体からは到底あり得ない、異常な速度。

一歩で大地が陥没する。豪腕が薙ぎ払い、三人がボロ人形のように宙を舞う。拘束魔法を詠唱しようとした魔法使い――だが、最後の言葉を紡ぐより早く、巨大な角がその胸を貫いていた。

メチャッ。

肉の潰れる音と共に、絶命。

「詠唱を続けて!」

顔面蒼白
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