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第360話

مؤلف: Raisaa
セレーネは思わず笑みをこぼした。胸の奥に温もりと、それと表裏一体の痛みを覚えながら、セレーネはその光景を見つめていた。屈託なく笑い合う二人の子供と、無愛想を装いながらも細やかな気配りを欠かさない父親。

揺らめく焚き火、焦げた肉、他愛のない会話の中で、セレーネはこの瞬間がいかに脆く、どれほど尊いものであるかを痛感していた。

そして一瞬だけ、時がこのまま止まってくれればいいのにと願った。

まるで世界が束の間の猶予を与えてくれたかのように、日々は偽りの穏やかさの中で過ぎていった。だがその平穏はあまりにも脆かった。

ラミアの小屋から数メートルの場所に、以前にはなかった簡素な祭壇が築かれていた。低く積まれた石が歪な円陣を形作り、その周囲には、まだ乾ききらぬ鮮血でスティグマがくっきりと描かれていた。

近づく前から、セレーネはその異変を感じ取っていた。生血の鉄臭さと湿った黒土の臭気が混ざり合い、感覚を刺激して首筋を粟立たせる。祭壇を取り巻く大気は重苦しく、まるで何者かが息を潜め、沈黙の中で時を待っているかのようだった。

ディリアンがセレーネの傍らに歩み寄ったちょうどその時、ラミアが足早に
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