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第489話

Author: 魚ちゃん
明里は心の整理がついた。ようやく、養父母である哲也たちと向き合える。そう思えるようになった。

実の母親に会う前に、村田家との関係をすべて清算しておきたかったのだ。

行く前に、玲奈に電話を入れた。

実家に着くと、慎吾もいた。

慎吾は相変わらず、ヘラヘラした薄ら笑いで彼女を「お姉さん」と呼んだ。

「お姉さん」慎吾がニヤリと笑いかけた。「早く入れよ」

今やこの家の主人は彼であるかのような振る舞いだ。

明里は、客ですらない、余所者のように感じた。

以前なら、帰省すれば世間話の一つもできたものだ。

だが今回は、慎吾以外の全員が、顔に不自然な気まずさを浮かべていた。

哲也が眉をひそめて言った。「来たなら、そこに座れ」

明里は深呼吸をして、彼らの向かいに座った。

「まず、育てていただきありがとうございました」彼女は静かに切り出した。

玲奈の目が瞬く間に赤くなった。

彼女は自分が産む機会を失った分、実は幼い頃の明里を本当の子供のように可愛がっていた時期もあったのだ。

だが、哲也の「所詮は他人」という冷徹な態度には敵わなかった。

今、明里が真実を知り、これから本当に縁を切
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