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第757話

Author: 魚ちゃん
その夜、潤は明里を腕の中にきつく抱きしめたまま眠りについた。二人の体温が重なり合い、やがて心臓の鼓動までもが一つに溶け合っていくような、そんな安らかな夜だった。

翌朝、明里はけたたましく鳴る目覚まし時計の音で目を覚ました。

今日は大学へ行かなければならない。

宥希はすでに夏休みに入っていたが、それでも習い事などで、毎日スケジュールがぎっしり詰まっている。

第一線を退き、悠々自適の生活を送っている朱美が、宥希の世話を焼き、付きっきりで面倒を見てくれていた。

昼近くになって、明里は潤に電話をかけた。

「午後、少し話があるの。指定する場所に来てほしいんだけど」

一秒でも早く明里に会いたかった潤は、待ちきれないように食い気味に尋ねた。「何時だ?今からすぐに行っちゃダメか?」

「午後二時よ」明里はきっぱりと言った。「今はまだ忙しいの。後で場所のURLを送るから、絶対に時間通りに来てね!」

それ以上は何も教えてもらえず、潤は大人しく引き下がるしかなかった。「……わかった」

午後になると、潤はまったく仕事が手につかなくなった。数分おきに腕時計を睨みつけながら、なぜ今日に限ってこん
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