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十五の蝶〜紅蓮の炎と白銀の少年〜

مؤلف: 士狼かずさ
last update آخر تحديث: 2025-12-05 17:58:41

 「さあ、では参りましょうか! 藤原水鏡殿の屋敷へ!」

 鬼童丸の声に呼応するように

 火神剣がドクン! と脈打った。

 本当に……生き物なんだわ、この剣……!

 「ああ、参ろうかの。ちと苦戦するやもしれんな、急ごうぞ」

 「はい!」

 晴明さまの「苦戦するやも」の言葉が気になったけれど、今は夕月夜を倒し、水鏡さまの心を取りもどす! ただ、それだけに集中しようと思ったの。

 牛車では遅いので、水鏡さまの屋敷まで走ることとなった。

 ていうか安倍晴明さま、足めっちゃ速っっ!

 化け猫のあたしも駆け足だわ。

 祈るような気持ちを抱いて、あの家に辿りつく。

 玄関を抜け、ながい廊下を走り、紅い牡丹が夢のように咲く、中庭を越えて────

 「これは美しい姫君だ。猫の瞳を集めるのも悪くない」

 「ゆ、夕月夜……!」

 水鏡さまの部屋から、堂々と出てきたんだけどっ!

 音もなく幻想のように、あたしの隣に回り込む。

 は、速い……っ!

 「水鏡とともに待っていたよ。悪戯子猫ちゃん」

 「は、放しなさいよ────っ!!」

 夕月夜が、あたしの腕を掴んだ……!

 その華奢な白き腕に似つかわしくない、激
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