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・Chapter(32) 腹、減ってませんか?

مؤلف: 羽馬タケル
last update تاريخ النشر: 2025-07-16 21:57:32

目的地であるチーズフォンデュの店は、瑞穂が思っていた以上に小綺麗な様相をしていた。

スタイリッシュな駅ビル。

ファッショナブルなショップやビルディングが建ち並ぶ中、そのチーズフォンデュの店は街の光景に見事なまでに溶け込んでおり、古田の作業着という格好は、その光景に対してどこかミスマッチに思えた。

「あの、古田さん。

ダメ元で訊きますけど、着替えとか持ってきてないですよね?」

街の雰囲気に圧倒された瑞穂は、おそるおそる古田に尋ねる。

「……スミマセン」

古田は苦笑すると、イタリア民家のような門構えをしている、チーズフォンデュの店の前で足を止める。

「現場帰りの時に、突然マイさんから電話が入ってきましたからね。

で、こっちも事情がよく分かっていないまま、とりあえず高畑さんのトコロに向かった、って感じで……」

「そうなんですね」

古田の答えに、瑞穂は弱々しく頷いた。

「で、どうします?」

古田は振り返ると、瑞穂に視線を向けた。

「えっ?」

「こんな小汚ない格好した人間と、こういう洒落た店に入るのは、高畑さん的にもツラいもんがあるでしょ。

やっぱ、今日は店に入るのやめときますか?」

「いや、
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