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第715話

Auteur: リンフェイ
東隼翔という男の顔に傷があるからバツ一の女のところに来たのだとしても、佐々木母は面白くなかった。

なぜなら、隼翔は社長だ。顔に傷があったとしても、彼は金持ちなのだ。

彼女が娘と一緒に東グループまで赴き、唯月を待っていた時、そのオフィスビルの前で午後ずっと待ち続けていたのだ。

息子によると、東グループは星城にある大企業のうちの一つだそうで、息子が働いているあの会社よりもずっと上の会社だ。しかも息子は自分の能力でも東グループに入って管理職に就けることはまずないだろうと言っていた。

唯月のほうはその東グループに就職して働くことができたので、俊介は少し納得いかない様子だった。唯月がそんな会社で再び働き始めることができたのは、やはり彼女に実力があるからなのだ。

でも夫婦はもう離婚しているのだから、まあいい。彼も今後は妻からのプレッシャーを感じる必要などないからだ。

莉奈は彼の秘書で、ただ彼に頼るしかない。だから彼の男としての自尊心を満足させてくれる。

その時、隼翔も佐々木母に気づき、立ち止まって真っ黒な瞳で彼女を睨み、冷たい声で尋ねた。「ここに何の用だ?」

彼は振り返って店の中に
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