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第23話

Penulis: 星柚子
一瞬、店主は「九条様の彼女ですか」と聞こうとしたが、もし違っていたら失礼にあたると考え、やめた。だが、この二人が実にお似合いであることは確かだった。

「こちらは水戸さん。私の……友人です」

「はじめまして」

奈穂は丁寧に挨拶した。

彼女と正修はまだ知り合って数日しか経っていない。だが、これほど多くのことを一緒に経験したのだ。確かに「友人」と呼ぶにふさわしい。

「水戸様、ようこそお越しくださいました」

男は顔中のしわをさらに深くして笑った。

「さあ、中へどうぞ。横村様から電話をもらってから準備を始めたので、もうすぐできますよ」

この時間、店には彼らと数人の従業員以外、客はいなかった。どうやら、今日は朝食を一般に提供していなかったようだ。

二人が席に着くと、すぐに二つのサンドイッチが運ばれてきた。黄金色のパンに新鮮な野菜が添えられ、中にはふっくらとした大きなエビが挟まっていた。

さっきまで何も感じなかった奈穂だったが、突然お腹が空いてきた。

「ここのエビたまサンドは絶品です」

正修は共用の箸でサンドイッチを一つ取り、彼女の皿に置いた。

「どうぞ、召し上がってくださ
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